リン酸カリウム緩衝液: 作り方、組成、pH の範囲など

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2018/01/18 更新

  1. 概要: リン酸カリウム緩衝液とは
  2. リン酸カリウム緩衝液の作り方

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概要: リン酸カリウム緩衝液

溶液中に H2PO4- と HPO42- が存在すると、両者の間でプロトン H+ の授受が起こるため、溶液の pH が変化しにくいという 緩衝作用 が生まれる。これをリン酸緩衝液という。リン酸イオンは生体にも高濃度で含まれているので、緩衝液に使っても影響が少ないという利点がある。

リン酸カリウム緩衝液は、カリウム塩を使って作ったリン酸の緩衝液である。中性付近の pH で緩衝能が高い。


参考ページ

緩衝液 (バッファー) については、次のページが参考になると思います。1 - 6 が基本です。この順にどうぞ。

  1. 質量作用の法則と平衡定数
  2. ルシャトリエの原理
  3. 酸・塩基の定義
  4. 水のイオン積と pH
  5. 解離定数とは: pKa など
  6. 緩衝液 buffer について

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リン酸カリウム緩衝液の作り方

K2HPO4 と KH2PO4 の式量 formular weight は、それぞれ 174.18 および 136.09 である。

たとえば 100 mM のリン酸カリウム緩衝液 (pH 7) を作るときは、100 mM K2HPO4 溶液と 100 mM KH2PO4 溶液を用意し、pH を測りながら混合するのが一般的である。

100 mM のとき、経験上 K2HPO4 の pH は 9 ぐらい、KH2PO4 の pH は 5 ぐらいになる。


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References

  1. 田村 (2014). 改訂版 バイオ試薬調製ポケットマニュアル.