EPA の構造、機能、代謝:
DHA 合成の原料、オメガ-3脂肪酸
- 概要: EPA とは
- EPA と脂質代謝
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概要: EPA とは
エイコサペンタエン酸 eicosapentaic acid, EPA は、図のような構造 (Public domain) をもつ不飽和脂肪酸 unsaturated fatty acid である (参考: 脂肪酸の概要と目次)。
理化学事典 (2) では「トロンポキサンの生成を抑制し、血栓症に関する疾患の予防に有効とされている」とシンプルに記載されている。実際、DHA に比べて EPA に関する研究は少ない。
これは EPA が比較的簡単に DHA に変換され、生体内では DHA の存在量の方が多いことによると考えられる。
以下のようなページと関連が深い。
- オメガ 3 脂肪酸 のページでは、DHA, EPA などを一緒に扱った食品科学的な寧葉をまとめている。
- 魚の摂取量と健康に関する研究のまとめ
- メチル水銀
EPA と脂質代謝
> EPA には脂肪分解を促進する効果がある。
- 3T3-L1 で脂肪分解を促進し、脂肪の蓄積を阻害した (3)。
- 3T3-L1 で lipolysis gene の発現を増大させた (4)。
EPA および アラキドン酸 はともにエイコサノイドの原料として重要な脂肪酸であるが、
References
- ページ編集に伴い削除
- Amazon link: 岩波 理化学辞典 第5版: 使っているのは 4 版ですが 5 版を紹介しています。
Lee et al. 2008a. Eicosapentaenoic acid increases lipolysis through up-regulation of the lipolytic gene expression and down-regulation of the adipogenic gene expression in 3T3-L1 adipocytes. Genes Nutr 2, 327–330.Manickam et al. 2010a. Suppressive actions of eicosapentaenoic acid on lipid droplet formation in 3T3-L1 adipocytes. Lipids Health Dis 9, 1697.
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