Shine-Dalgarno 配列:
原核生物 RNA のリボソーム結合部位

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このページの最終更新日: 2019/11/08

  1. 概要: Shine-Dalgarno 配列とは
    • ポリシストロン性と Shine-Dalgarno 配列の必要性

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概要: Shine-Dalgarno 配列とは

Shine-Dalgarno 配列とは、原核生物 prokaryotes の mRNA で開始コドン AUG の上流に存在する共通配列である。UAGGAGGU のように、プリン塩基に富んだ 3 - 9 塩基の配列である (1)。

Shine-Dalgarno の配列は 16S rRNA の配列と相補的であり、ゆえにリボソーム結合部位 である (1)。


ポリシストロン性と Shine-Dalgarno 配列の必要性

真核生物の mRNA は、1 つの mRNA が一つの タンパク質 をコードする モノシストロン性 である。 ゆえにリボソーム結合部位や翻訳の開始点は 1 個の mRNA に 1 個あればよい。

mRNA の 5' 側に付加される Cap 構造がリボソームの結合部位である (→ mRNA のプロセシング)。

原核生物の mRNA は、

  • 5' Cap 構造がない
  • 1 つの mRNA が複数のタンパク質をコードする ポリシストロン性 である

という特徴をもっている。翻訳は 5' 側から始まり、最初のタンパク質の終止コドンに達した時点でリボソームが遊離するため、mRNA 中に複数のリボソーム結合部位がなければならない。

Cap 構造のような化学構造ではなく、rRNA と相補的な RNA 配列を使ってリボソームを引き寄せるのは合理的な方法と言える。


真核生物にも Kozak 配列という類似の配列がある。これは AUG を含む配列で、翻訳の効率を上げる (1)。


References

  1. Amazon link: Pierce 2016. Genetics: A Conceptual Approach: 使っているのは 5 版ですが、6 版を紹介しています。

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