260 nm 法による DNA 濃度の測定

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このページの最終更新日: 2022/05/16

  1. 概要: 260 nm 法による DNA 濃度の測定
  2. 原理

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概要: 260 nm 法による DNA 濃度の測定

核酸 nucleic acid の一種である DNA には、波長 260 nm の光を吸収する性質がある。これを利用して、溶液中の DNA の濃度を求めることができる。

タンパク質を構成する アミノ酸 のうち、チロシンフェニルアラニン は 280 nm の光を吸収する。したがって、260 nm と 280 nm 吸光度の比をとることで、DNA 溶液にタンパク質がコンタミしていないか (DNA 溶液の純度) を知ることができる。これについては、A260/280 DNA 純度 のページにまとめた。


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原理

一般に、二本鎖 DNA では 260 nm の吸光度 1 が約 50 µg/mL に、一本鎖 DNA および RNA では、260 nm の吸光度 1 が約 33 µg/mL に相当する。吸光度から濃度への変換は、これらの値をもとに行われている。

図 (文献 2) は DNA の吸収スペクトル。


吸収スペクトル

ただし、実際には核酸に含まれる塩基 A, T, C, G はそれぞれ異なる吸収スペクトルをもっている。したがって、厳密には DNA の配列まで考慮に入れる必要があり、配列の影響は短い DNA でとくに大きい。


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References

  1. 田村 (2014). 改訂版 バイオ試薬調製ポケットマニュアル.

一般的なバイオ実験に使われる試薬の作り方がまとまっているハンドブック。一冊手元にあると便利。サイズも実験の邪魔にならずお手頃。

2003 年にオリジナル版、2014 年に改訂版が出た。I 部は溶液・試薬データ編、II 部は基本操作編になっており、ピペット操作など実験の基本がイラスト付きで説明されている。研究室に入って 1-2 年目はとくに重宝するが、末永く使うことができるだろう。このページ に見開きサンプルあり。


  1. By Vossman - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=38479001.

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