プロピオン酸の構造、機能、代謝:
香料、反芻動物の中間代謝産物

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2018/02/27 更新


  1. 概要: プロピオン酸とは

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概要: プロピオン酸とは

プロピオン酸 propionic acid は、図のような構造 (1) をもつ 脂肪酸 である。



ウシ などの反芻動物は、第 1 胃で 糖質 の嫌気代謝により大量のプロピオン酸などの揮発性短鎖脂肪酸が作られる。つまり、グルコース として吸収される糖質が極めて少ない。

しかし、 などがグルコースに依存しているのは他の哺乳類と変わらないため、短鎖脂肪酸からの 糖新生 gluconeogenesis が非常に重要な代謝経路になる。

哺乳類 の大腸でも、バクテリアが食物に含まれるセルロースやヘミセルロースを分解し、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸を作り出している。しかし、その量は反芻動物に比べて少ない。

プロピオン酸の合成

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References

  1. パブリック・ドメイン, Link

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