大学の講義: Teaching load について
- 用語の整理
- Teaching load の計算方法
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用語の整理
日本版
コマ |
90 分の授業時間のこと。「週 5 コマ」と言えば、週に 5 回 90 分の講義や実験をしていることになる。英語の contact hour に近いと思われる。 文脈によっては、「90 分の授業を 1 ヶ月続ける」という意味にもなるようだ (3)。「週 2 コマ、5 万円の非常勤講師」というと、週 2 コマ教えた場合の |
アメリカ版
大学によって細かい違いはあるだろうが、原則として、teaching load は次のように定められている。
- 一年は、いくつかの学期 semester に分かれている。大抵は spring と fall。
- 学期あたり、一定の credit hours を教えることを求められる。
- Credit hours は、学生と教員が一緒に過ごす時間 contact hours をもとに定められる。
Contact hours |
学生と教員が一緒に過ごす時間のこと。 |
Credit hours, credits |
日本語で言う「単位」。たとえば、contact hours 3 h/week の講義 (1 時間 x 3 回、90 分 x 2 回など) を 15 週間続けると 3 credits になる。 バイオ系の場合、contact hours が同じでも、講義の方がラボよりも credit hours が多いのが普通らしい。3 時間/week のラボでも 2 credit にしかならないなど (1)。 教員にとっては lab を教えるのは効率が悪いということになる。 |
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Teaching load の計算方法
Ref 1 のサイトでは、1 学期あたり 15 credits を求められるなどと書かれている。とりあえず、調べたことを箇条書きに。いずれもケースバイケースで、大学ごとの判断によるところが大きい。
- 学生数が多い講義は、多めに load として計算したり、teaching assistant (TA) がついたりする。
- 大学院生向けの講義は、多めにカウントされる。
- 3/3 (three three) はよく使われる言葉。学期あたり 3 credits の講義を 3 つということで、一般には 9 contact hours/week ぐらいになる。
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