グリセロールストックの作り方

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7-21-2017 updated


  1. 概要: グリセロールストックとは
  2. プロトコール
    • 作り方
    • 起こし方

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概要: グリセロールストックとは

グリセロール glycerol は右のような構造をもつ 3 価のアルコール alcohol で、大腸菌をグリセロールストックとして保存するために使われる粘性のある液体である。

グリセロールは、グルコース から生合成される重要な代謝産物でもある。グリセロールの合成、分解および他の機能については グリセロールのページ を参照のこと。


大腸菌培養液にグリセロールを 終濃度 10 - 50% で加える と、グリセロールストックとして長期保存ができる。グリセロールが不凍液として働き、細胞内に氷結晶ができるのを防ぐためと考えられている。保存は -80°C だと思っていたが、以下の Molecular Cloning protocol によると-20°C である。

研究室によってグリセロールの終濃度はさまざまであると思うが、極めて適当で良さそうである。


プロトコール

Molecular Cloning: A Laboratory Manual, Fourth Edition (Amazon) から要点を抜粋する (1)。

作り方

  1. 0.15 mL の 100% グリセロールをオートクレーブする。
  2. 0.85 mL の logarithmic-phase の大腸菌培養液に加える。
  3. -20 °C で数年間は保存できる。凍結融解は避けること。
  4. ここから増やすときは、50 µL を 5 mL の LB 培地 で 37°C で振盪培養する。

プラスミドを長期保存したい場合には、グリセロールストックではなくて抽出したプラスミドを冷凍保存 (もちろん凍結融解は避ける) するのが最も良いようである (2)。


起こし方

グリセロールストックからの起こし方にも、さまざまなプロトコールがある。いずれも適当で良く、液体培地またはプレート培地に播種すれば生えてくる。

グリセロールストックを溶かしてから扱うプロトコールもあるが、私は何度も作るのが面倒なので、凍った状態から滅菌済みの白金耳で少量をかきとって液体培地に植えている。白金耳が熱すぎると生えてこないので、ここだけ注意する。直接プレートに塗っても普通に生えてくる。

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References

  1. Green and Sambrook, 2012a. Molecular cloning: A laboratory manual, 4th edition. Cold Spring Harbor Laboratory Press.

  1. 大量のコンストラクトの長期保存. Link: Last access 8/28/2017.

参考書籍