A260/230 比の意味: フェノールなどのコンタミ

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9-6-2017 updated


  1. 概要: A260/230 比とは

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概要: A260/230 比とは

A260/230 比とは、260 nm 吸光度および 230 nm 吸光度の比であり、A260/A280 比 と同様に 核酸の純度の指標 である (2)。ただし、A260/A280 比がタンパク質 protein のコンタミを検出するのに対し、A260/A230 比はフェノールなどのコンタミを検出する。

図 (4) のように波長を変えながら連続的に吸光度を測定すると、核酸 nucleic acid が溶液中に含まれていれば、260 nm のところにピークが現れる。



低波長側で吸光度が高くなっているが、通常 230 nm の吸光度は、260 nm の吸光度よりも低くなる (5)。A260/230 比が 1 より低い場合は guanidine isothiocynate, フェノールなどのコンタミネーションの可能性がある。

フェノール・クロロホルム方で DNA 抽出 を行った場合には、溶液にフェノールが含まれることがある。この場合には、230 nm の吸光度を測定することが大事になる。


波長 280 nm の光はタンパク質によく吸収される (2)。したがって、その比である A260/280 の値が大きいほど溶液中にタンパク質がコンタミしていない、つまり純度の高い核酸溶液であるということになる。一般に、DNA なら 1.8、RNA なら 2.0 で "pure" であるとされている (2)。

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References

  1. 田村 (2005). イラストでみる超基本バイオ実験ノート.

  1. 分光倶楽部 マスターへの道. 第 2 回. GE Healthcare website. Link.
  2. By Vossman - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=38479001.