卵白の遊離アミノ酸測定実験
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このページの最終更新日: 2024/12/15広告
卵白の遊離アミノ酸測定実験
なんとなく卵黄には遊離アミノ酸がたくさんありそうな気がしたので、卵白を使うことにする。ビーカーで分離したが、あまりきれいにできなかった。
熱湯に卵白の部分を入れて固める。
これぐらいをチューブに入れて蒸留水を 1 mL まで加える。よくホモジナイズ。
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ホモジナイズ後は、こんなふうに濁っている。
遠心分離 にかけて、上清の 280 nm 吸光度 を測定する。
吸光度は1.987 とかなり高い。上清を捨てて、再度 1 mL まで蒸留水を加え、ボルテックス、遠心。2 度目の上清の吸光度は 0.639。
ここで大きく吸光度が下がっていれば、ゆでた卵白を基質に プロテアーゼ 活性の測定実験をしてみようと思っていたのだが、バックグラウンドが高くなりそうなので断念。
文献 1 には以下の記載がある。予想通り、遊離アミノ酸は卵黄で桁違いに多いようだ。
「1.0%のピクリン酸を使用すれば完全に除蛋白が行なえることが認められた. 新鮮鶉卵の総遊離アミノ酸量は卵黄で32.57 μmol/g,卵白で0.273 μmol/gであり,新鮮鶏卵ではそれぞれ34.23μmol/gおよび0.144μmol/gであった.」
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References
>菅原ら 1983a. 鶉卵中の遊離アミノ酸含量とその貯藏中の変化. 日本畜産学会報 54, 661-666.
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