遠心分離機: 原理、使い方など
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このページの最終更新日: 2024/07/13- 原理
- 遠心分離機を使う際の注意点
- バランス
- 遠心分離機の使い方
- 遠心分離の回転数: RCF と RPM
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原理
遠心分離機 centrifuge (centrifugal machine) とは、遠心力を利用して試料の成分を分離する機械のことである。科学実験、とくにバイオ実験で非常によく用いられる。
Public domain の写真を二つ載せておく。小型と大型のチューブ用の遠心分離機である。
チューブをローター rotor に入れて回転させることで、チューブのなかに含まれる試料を沈殿させることができる。液体部分 supernatant と固体部分 pellet を分けることができるのである。
このサイトでは、以下のような遠心分離を含む実験のページがある。
遠心分離機を使う際の注意点
バランス
遠心分離機を使う上で最大の注意点は、
3 つのサンプルを使って、A, B, D に配置するのも OK である。それぞれのサンプル間の空いている数を数えると間違いにくい。この場合、A-B、B-D、A-D の間には、どれも 3 つの空きスペースがある。
また、サンプルの場所だけではなく、チューブの重さも重要である。低回転の遠心分離を行うなら、同じ量の溶液がチューブに入っていれば大丈夫である。
しかし、超遠心と呼ばれる高回転の遠心分離を行うならば、サンプルの重さを測って厳密にバランスをとる必要がある。
遠心分離機は、バランスが取れていないと大きな音がする。機械をスタートしたあとは、すぐにその場を離れるのではなく、回転が最高数に達するまでは近くで注意深く音を聞く必要がある。
遠心分離機の使い方
バランスをとってサンプルを配置したら、以下のようなパラメーターを設定する。設定方法は遠心分離機によって異なるので、機械のマニュアルなどを参照すること。
遠心分離の回転数: RCF と RPM
ローターを回転させるスピードである。更新予定。
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References
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