電気泳動の概要と基礎
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このページの最終更新日: 2025/01/29広告
概要: 電気泳動とは
このページにアガロースゲル電気泳動について書いていたが、それは アガロースゲル電気泳動のページ に移動し、電気泳動全般に関する内容をまとめることにする。
試薬 | 添加量 | 特徴 |
---|---|---|
エチジウムブロマイド |
0.5 µg/ml程度 |
エチジウムブロマイド (臭化エチジウム; EtBr) は UV トランスイルミネーターによって励起・検出ができる (2)。ストック溶液は水で 10 mg/mL に溶解して室温で遮光保存する。 検出限界は上に述べたように約 10 ng である。一般にエチブロは「危険」な試薬として扱われているが、実のところその毒性は通常の実験試薬と同程度である (6)。 |
GelStar | 約 20 pg の dsDNA を検出することができる。 |
|
SYBR Green |
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References
Green and Sambrook, 2012a. Molecular cloning: A laboratory manual, 4th edition. Cold Spring Harbor Laboratory Press.
分子生物学関係のプロトコール集では、この本よりも有名なものはないだろう。
日本語版がない、電子書籍版もない、値段が高い、重い (3 冊組でとどく) など問題点は多々あるが、それでも実験室に必ずあるべき書。ラボプロトコールをまとめたりする時間を大いに節約することができる。
ラボの教科書としてではなく、自分用の実験マニュアルで確かなものが欲しい場合には、主要部分をまとめた The Condensed Protocols from Molecular Cloning (Amazon link) という本もある。
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