グリセロール-3-リン酸シャトル

cell/mitochondria/g3p_shuttle
4-23-2017 updated


  1. グリセロール-3-リン酸シャトルとは


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概要: グリセロール-3-リン酸シャトルとは

グリセロール-3-リン酸シャトル (図, 2) とは、細胞質で解糖系などによって生じた NADH の電子を、ミトコンドリアの電子伝達系に伝えるためのメカニズムである (1)。NADH はミトコンドリア膜を透過できないため、このようなシャトルが必要となる。


TCA 回路は matrix 内にあるため、ここで作られた NADH はミトコンドリア内膜に埋め込まれた complex I と相互作用できる (1)。

解糖系は NAD+ を補酵素として使うため、グルコース分解を継続するためには、NADH は NAD+ に還元される必要がある。グリセロール-3-リン酸シャトルは、NADH の還元という意義もある (1)。

筋肉 で活性の高い経路である (1)。肝臓および心臓では、リンゴ酸-アスパラギン酸シャトル が主に働いている (1)。


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  1. Amazon link: ストライヤー生化学: 使っているのは英語の 6 版ですが、日本語の 7 版を紹介しています。参考書のページ にレビューがあります。
  2. By Yikrazuul - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9558427

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