大腸菌株の一覧: K-12 とは?

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このページの最終更新日: 2020/02/14


このページは 細胞生物学の目次 から分離したページです。関連するページには以下のようなものがあります。

  1. 大腸菌の遺伝子型の一覧
  2. 実験の目次: 大腸菌を使った実験へのリンクがあります。
  3. NIH 遺伝子組換え実験ガイドライン: K-12 株は申請不要。

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K-12

大腸菌株の中でも、K-12 は特殊な株である。JM101, DH5α, HB101, XL-1 Blue など遺伝子実験で汎用される株は、K-12 株に由来する。その遺伝子型から、NIH のガイドラインで安全な株と定められており、K-12 由来株を用いた遺伝子組み換え実験には、いくつかの例外を除いて安全委員会の承認が不要ということになっている (参考: NIH 遺伝子組換え実験ガイドライン)。

参考: Kuhnert et al. 1995a. Rapid and accurate identification of Escherichia coli K-12 strains. Appl Env Microbiol 61, 4135-4139.

よく実験に使われる K-12 株を表にしておく。発現用大腸菌 BL21 は K-12 ではないが、K-12 に由来する発現用の株も販売されている。


菌株 特徴と genotype
DH5α

クローニングによく使われる。Blue/white selection 可能。

F- endA1 glnV44 thi-1 recA1 relA1 gyrA96 deoR nupG φ80dlacZΔM15 Δ (lacZYA-argF)U169, hsdR17(rK- mK-), λ-

HB101

熱ショックなしで transform 可能。クローニングによく使われる。Streptomycin natural resistance.

F- mcrB mrr hsdS20 (rB- mB-) recA13 leuB6 ara-14 proA2 lacY1 galK2 xyl-5 mtl-1 rpsL20 (SmR) glnV44 λ-

JM109

クローニングによく使われる。

recA1 endA1 gyrA96 thi hsdR17 supE44, relA1, ∆ (lac-proAB) F’ (traD36, proAB+ lacIqZ ∆M15)

SHuffle

K-12 由来の発現用大腸菌株 (1)。

ジスルフィド結合を含むタンパク質を細胞質で発現させるように modify された K-12 株。ジスルフィド結合イソメラーゼ DsbC を恒常的に発現しており、この酵素が間違って形成されたジスルフィド結合を修復するとともに、分子シャペロンとして働く。

C118-λpir

Plasmid の構築?

araD139 ∆ (ara leu)7697 ∆lacX74 phoA20 galE galK thi rpsE rpoB araEam recA1 (λpir)

S17-λpir

Donor for diparental matings with various gram-negative recipient strains

TpR SmR hsdR pro recA RP4-2-Tc::MuKm::Tn7 (λpir)

B. subilis PE103

Recovered from water, air, decaying plants

amyE::Pxyl-mciZ catIVAΩlinker-CFP cat

pKR 179

Recovered from water, air, decaying plants

DH5α, divIVA-gfp

FB76

Artifact of the n-terminal yellow fluorescent protein tag.

mreB-rfpSW yhdE cat

K12 MG1655

Laboratory strain with minimal genetic manipulation.

F- lambda- ilvG- rfb-50 rph-1


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  1. Bacterial Strains for Protein Expression. Link: Last access 2019/06/12.