ATP 合成酵素: プロトン勾配を利用して ATP を産生する

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このページの最終更新日: 2024/12/15

  1. 概要: ATP 合成酵素とは
  2. バクテリアの ATP 合成酵素

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概要: ATP 合成酵素とは

ATP 合成酵素 (ATP synthase) は、ミトコンドリア電子伝達系 (呼吸鎖) によって作られたプロトン濃度勾配を利用して、ATP を合成する 酵素 である (図は Public domain)。

ミトコンドリアの電子伝達系

図 (1) のような構造をもつ膜タンパク質で、。

バクテリアの ATP 合成酵素

バクテリアはミトコンドリアをもたないが、ATP 合成酵素は存在する。図は大腸菌 E. coli の ATP 合成酵素 (1)。

大腸菌のATP合成酵素

大腸菌のようなグラム陰性菌には、ペリプラズム periplasmic space と呼ばれる空間がある (図、ref. 2)。プロトンはここに蓄積されるようである。

大腸菌のATP合成酵素

グラム陽性菌には細胞外膜が存在しないため、ペリプラズムも無い。しかし、細胞膜と細胞壁の間に inner wall zone と呼ばれる空間が存在する。ここにプロトンを蓄えるのだと思うが、確認して更新する。



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References

  1. Sobti et al., 2019a. Cryo-EM reveals distinct conformations of E. coli ATP synthase on exposure to ATP. eLife 8, e43864.
  2. <a href="//commons.wikimedia.org/wiki/User:Jeff_Dahl" title="User:Jeff Dahl">Jeff Dahl</a> - <span class="int-own-work" lang="ja">投稿者自身による作品</span>, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

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