大脳基底核: Basal ganglia

UBC/brain/basal_ganglia

このページの最終更新日: 2024/02/14


  1. 概要: 大脳基底核とは
  2. インプットとアウトプット

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概要: 大脳基底核とは

大脳基底核 basal ganglia とは、脳 brain の基底部にある神経核 nucleus の集合体 である (1)。さらに以下の構造に細分化される。

  • 尾状核 (びじょうかく) Caudate nucleus
  • レンズ核
    • 淡蒼球 (たんそうきゅう ) Globus pallidus (Globus pallidum)
    • 被殻 (ひかく) Putamen

Caudate nucleus と putamen を合わせて背側線条体 dorsal striatum という。また、下の図は、ラット basal ganglia の位置と構造を示している (3)

ラットの大脳基底核の位置

インプットとアウトプット

インプット

主に尾状核 caudate nucleus と被殻 putamen への投射について。これらは、脳の多くの部位から興奮性の glutamatergic projection を受ける。

> Sensorimotor, cingulate, prefrontal, insular cortices と amygdala が挙げられている(2I)。

アウトプット

主に internal segment of globus pallidus と substantia nigra pars reticulata に投射する。


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References

  1. Amazon link: 脳単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (脳・神経編)).
  2. Hokama et al. 1995a. Caudate, putamen, and globus pallidus volume in schizophrenia: a quantitative MRI study. Phychiatry Res, 61, 209-229.
  3. Hjornevik et al. 2007a. Three dimensional atlas system for mouse and rat brain imaging data. Front Neurosci 1, Article 4.

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