リーシュマニア Leishmania: 細胞内に寄生する原生生物

organism/taxa/leishmania
10-9-2017 updated

  1. 概要: リーシュマニアとは

広告

概要: リーシュマニアとは

リーシュマニア Leishmania は、脊椎動物の細胞内に寄生して病気の原因となる生物の一軍で、分類学上は属 genus にあたる。原生生物 protists に属し、ミドリムシと同じ Euglenozoa に分類されている (参考: 生物の分類)。

Leishmania が原因となって起こる病気を リーシュマニア症 Leishmaniasis といい、88 カ国で 10-12 million の人が感染している (1I)。

> ステロール生合成が Lishmania の熱ストレス耐性に必要なことを示した論文 (1)。
  • 細胞膜 の成分であるステロールの生合成は、一般に細胞分裂に必要で、ゆえに多くの薬の標的である。
  • この論文では、sterol C14α-demethylase (C14DM) の不活性化を行っている。
  • C14DM は、アゾール系薬品 azole drugs の主要な標的である。

広告

コメント欄

サーバー移転のため、コメント欄は一時閉鎖中です。サイドバーから「管理人への質問」へどうぞ。

References

  1. Xu et al. 2014a. Sterol biosynthesis is required for heat resistance but not extracellular survival in Leishmania. PLoS Pathog 10, e1004427.