リンゴ: 日本、外国のさまざまな品種と特徴

food_science/fruit/apple
2018/03/17 更新

  1. さまざまな品種
    • 赤いリンゴ
    • 黄色いリンゴ
    • 青リンゴ

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概要: リンゴ品種の紹介

ここは食品科学 food science のページの一つだが、私が食べたリンゴの感想を書く個人的なページである。

私がリンゴに求めるのは、

  1. クリスピーであること (口の中で粉になるようなリンゴは嫌い)
  2. 甘みが強いこと
  3. 水分が多いこと
  4. 品質が安定していること (ハズレがないこと)

である。この観点から、現在お気に入りの品種トップ 3 は

  1. ハニークリスプ
  2. アンブロシア
  3. Scifresh (サイフレッシュ, Jazz Apple)

である。

一応、よく味を覚えていない品種を食べたときはこの表をチェックしているので、味に対する感想はちゃんと再現性のあるものになっているはず。


赤いリンゴ

ハニークリスプ
Honey crisp

アメリカの高級リンゴ。Honey はハチミツ、crisp は「カリッ」とした歯ごたえ。名前に負けずに美味しく、ハチミツのような微かだが独特のフレーバーがある。絶賛しているブログもある (1)。

あと大きい。食べ応えも十分。

アンブロシア
Ambrosia

ノスタルジックな雰囲気のある名前のリンゴ。水分が多く、かなり甘みが強い という印象。水気は普通、とくにジューシーという印象はない。

切っても変色しにくいらしく、サラダにも向いているらしい (5)。カナダのブリティッシュコロンビア州原産。

サイフレッシュ
Scifresh

Sweetie?

Jazz Apple は商品名。Braeburn と Royal Gala の掛け合わせによってニュージーランドで作られた品種 (6)。甘み、水分ともに申し分なし。

日本へも輸入されている。他のリンゴに比べてやや小さいのが難点。

Sweetie という名前で売られていることもあるようだ。違う品種なのかもしれないが、少なくとも Braeburn と Royal Gala の掛け合わせ で作られている。

ふじ

1930 年代後半に青森県で育成され、1962 年に品種登録された。デリシャスと国光という 2 つの系統をかけ合わせたものである。世界一生産量の多いリンゴ として、リンゴ界に君臨する (5)。高級なリンゴだが、農薬不使用の B 級品なども入手可能である。


果汁が多すぎるのか、ときどき水っぽくなってしまう傾向があるように思う。味の密度が薄くなるというか。そういう点では、上位 3 つのリンゴの方が安定している気がする。

ピンクレディー
Pink lady

クリプスピンク
Cripps pink

オーストラリアで作られた品種 (2)。Lady Williams と Golden delicious の掛け合わせである。Pink lady は商標名で、品種名は Cripps pink という。

栽培に関する権利が制限されていて、日本で生産する場合は日本ピンクレディー協会の会員になる必要がある。日本の生産者は、2012 年現在で 34 名にすぎない貴重な品種 (3)。

比較的酸味が強く、小粒な品種である。個人の感想だが、水分は少なめ。シャンパンみたいな独特な香りがする。

ガラ
Gala

キッズオレンジレッドとゴールデンデリシャスから 1939 年に選抜されたリンゴ (4)。ニュージーランド、オーストラリアなどで栽培されている。

価格は安定して安く、味もそれほどでない。鮮度などによるのかもしれないが、粉っぽいことが多い気がする。

マッキントッシュ

Mcintosh

もともとはカナダの McIntosh さんに由来するリンゴだが、歴史が古く、1890 年から日本にも輸入されている。日本名は「旭」である。

これも瑞々しさが足りないように思う。

レッドデリシャス
Red delicious

外国のリンゴ。ふじ、ゴールデンデリシャスとともに 世界 3 大品種 と言われているらしい (5) が、正直あまり美味しいと思ったことがない。水気が少ない傾向がある。

Kanzi Apple

FC2 コメント欄より。ありがとうございます。

「ベルギー原産の、ライトなフレーバーの美味しい林檎です。ヨーロッパでは人気の品種と思いますが、日本に手に入るかどうかわかりません。」


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黄色いリンゴ

オパールスイート
Opal sweet

日本国内では流通していないのか、オパールスイートでググっても見つからない。英語では ホームページ があり、1999 年にヨーロッパで作られたブランドと書かれている。Golden delicious と Topaz の掛け合わせ。

ちょっと粉っぽい感じがして、あまり好きではない。



青リンゴ

グラニースミス
Granny Smith

「青リンゴ」の決定版。青リンゴという言葉で、最初に想像するのがこの味だと思う。ちょっと酸味があり、それほど水気があるわけではないがさくさくしている。

もともとはオーストラリアで作られた品種だが、日本でも栽培されている。



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コメント欄

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アップデート前、このページには以下のようなコメントを頂いていました。ありがとうございました。

2017/12/17 04:25 私もハニークリスプ大好きです!!!


References

  1. アメリカのリンゴ、ハニークリスプ買ってみた! Link.
  2. ピンクレディーは恋人と一緒に食べましょう. Link.
  3. 日本ピンクレディー協会. Link.
  4. ガラとロイヤル・ガラ. Link.
  5. 【野菜ソムリエが厳選!】押さえておきたいバンクーバーのりんご5つ。 Link.
  6. Jazz Apple. Link: Last access 10/31/2017.