レタス

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4-16-2017 updated

  1. 概要: レタスとは

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概要: レタスとは

レタス Lactuca sativa は、和名ではチシャと呼ばれる野菜である。サラダとして生食されることが多いが、中華炒め、クリーム煮などの加熱料理も普及している。

染色体構成は 2n = 18 の 2 倍体で、東地中海地方に起源をもつ (2I)。

遺伝子組み換えレタス

遺伝子組み換え作物のページ でまとめているように、レタスも遺伝子組み換えの対象となっている。エンドウマメ pea のplastocyanim promoter の制御下で Arabidopsis の KNAT1 homeobox gene を発現するトランスジェニックレタスは、その特徴がよく解析されている (1I)。葉脈の分岐が多いなど、形態に変化が出るようである。

> GM およびコントロールのレタスで NMR メタボロミクスを行なった論文 (1)。
  • GM vs non-GM metabolomics では、遺伝的背景と環境条件を厳しく揃える必要がある。
  • Transgene を行なった系統のサンプルをコントロールに使うのが理想。レタスなど自家受精でホモなものは良い。
  • 凍結乾燥した試料から D2O で代謝産物を抽出するのが一番簡単である。
  • NMR peaks は pH の影響を受けやすいので、buffer は十分な強度のものを使う。
  • Fe3+, Mg2+ などをキレートする citric acid, malic acid などは、ピークがブロードになる。これは EDTA で防げる。
  • クラスター解析と PCA をやっている。

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References

    Sobolev et al. 2010a. NMR-metabolic methodology in the study of GM foods. Nutrients 2, 1-15.