車のバッテリー: 構造、交換方法など
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このページの最終更新日: 2024/09/15広告
ガソリン車のバッテリーは鉛蓄電池
ガソリン車のメインバッテリーは
- 短時間に大電流を放電することができる。エンジン始動時などに重要。
- 材料が安価。
- 性能が安定している。気温などに左右されにくい。
- 取り扱い、メンテナンスが容易。
- 衝突時の爆発・火災リスクが低い。
- メモリ効果がない。
鉛蓄電池は、以下のような構造をしている。
陽極に酸化鉛 PbO2 を、陰極に鉛 Pb を準備し、両曲を電解液である硫酸 H2SO4 で接続すると、酸化還元反応 によって電流が流れる (画像は Public domain)。
放電が進むと、硫酸イオンが電極に取り込まれ、電解液は水に近づいていく。このため、電解液の比重が鉛蓄電池の性能を示す指標となる。
満充電時、比重 1.280 がバッテリーの性能を最も引き出せる (1)。
実際の写真も示しておく (Public domain)。
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バッテリーの青い粉
車のバッテリーが古くなってくると、写真 (Public domain) のように端子に青い粉が溜まってくることがある。これは
緑青 (ろくしょう) とも呼ばれる。なお、緑青は銅のサビ全般を表す言葉なので、必ずしも硫酸銅とは限らない。
鉛蓄電池の端子は鉛であるが、車の端子は銅でできている。これと硫酸が反応して生じる。硫酸銅は白色であるが、水分を含むと青色になる。実際には、硫酸銅と水酸化銅 CuSO4 · 3 Cu(OH)2 らしい。
また、白い粉がついているときは、硫酸鉛であると考えられる。
車のバッテリーの交換方法
バッテリー交換の際に気をつけるのは、
また、バッテリーのプラス・マイナス端子に同時に導電体のスパナなどで触れると、当然ながらショートする。
- エンジンを停止、ライトなども確実に消す。
- 絶縁できる手袋を着用。
- マイナス端子を取り外し、絶縁。
- プラス端子を取り外す。
- 固定金具を外して、新しいバッテリーをセットする。
- プラス → マイナスの順に端子を取り付ける。
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References
- 自動車唯一の電源、鉛バッテリーの仕組み. Link: Last access 2023/01/20.
- By Sakar.solanki - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23692756
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