車のタイヤ: 交換時期、パンクの対処など

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このページの最終更新日: 2024/11/15

  1. スリップサインとタイヤの交換時期
  2. タイヤの空気圧
  3. タイヤの種類
  4. パンクした場合の対処法

追加予定

  • 普通のタイヤとスタッドレスタイヤの違い

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スリップサインとタイヤの交換時期

タイヤが磨り減っていると良くないことは誰でもわかると思うが、知りたいのは どれぐらい磨り減っていたら交換すべきか という点。

チェックするポイントは 3 つだけ (1)。

  1. スリップサイン
  2. タイヤのひび割れ
  3. 使用年数

新品のタイヤの溝は 8 mm で、これが 2 mm ぐらいになったら交換するべきである (1)。深さを測らなくても、タイヤの磨耗具合が判断できるようにつけられているのがスリップサイン。

どういうものか写真で見てみよう。わかっていないと、とくにタイヤが新しい状態では見つけにくい。

まず、タイヤの側面を見ると、このような三角マークがついているはず。スリップサインは、この三角マークの先にある。

タイヤのスリップサイン

タイヤが地面と接する面で、三角マークの延長線上、溝の間を見てみよう。写真のように、盛り上がった部分があるはず。これがスリップサインである。

タイヤのスリップサイン

別の角度から、もう少し大きく。スリップサインの高さは 1.6 mm。上で述べたように、タイヤの溝は 2 mm が限界なので、スリップサインが溝よりも高いなどという状態はあってはならない。実際に、日本では法令違反となるし、車検にも通らない。

タイヤのスリップサイン
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タイヤの空気圧

最近のほとんどのタイヤは、チューブレスタイプのラジアルタイヤなので、クギなどが刺さっても急激にパンクはしないようになっている (2)。

つまり、古いタイプのチューブ入りタイヤは、チューブとタイヤの 2 層構造になっており、その隙間を通って空気が抜けてしまう。チューブレスタイヤにはこの隙間がないので、刺さったクギ穴からしか空気が抜けない。このため、急激にパンクすることはない。

適正な空気圧は、車ごとにメーカーが指定している。通常は、運転席のドアなどの目立つところに書かれている。

空気圧が高い場合、想定されるトラブルは以下の通り (3)。

  • タイヤが膨らんでおり、中央部分が摩耗しやすくなる (センター摩耗という)。タイヤが長もちしない。
  • 乗りごごちが悪化する。
  • タイヤが傷を受けやすくなる。

逆に、空気圧が低い場合には、以下のようなトラブルが考えられる (3)。

  • タイヤが凹んでいるので、両端が摩耗する。または片側だけが摩耗する偏摩耗が発生しやすく、この場合もタイヤの寿命が縮む。
  • 発熱による損傷 (ヒートセパレーション) が起こりやすくなる。
  • ハイドロプレーニングが起こりやすくなる。
  • 燃費が悪くなる。

タイヤの種類

タイヤの種類に関する用語は複雑である。基本的には、雪や路面凍結に対する対処が主なポイントである。したがって、雪があまり降らない地域では冬用タイヤに履き替える必要がなく、このあたりを意識することは少ないだろう。

夏タイヤ

オールシーズンタイヤ

ゴムの素材や溝のパターンにより、冬季の路面にも対応できるようにしたタイヤである。ただし、凍結路などでのグリップ力はスタッドレスに劣る。

冬タイヤ

一般に、冬の雪道などの通行に適したタイヤを総称する言葉である。「スノータイヤ」「ウィンタータイヤ」も同じ意味で使われることが多い。主に 2 種類がある。上記のオールシーズンタイヤを冬用と数えて、3 種類としている場合もある。

タイヤに金属のピンが打ち込まれている「スパイクタイヤ」。スパイクが雪や氷に刺さるので安定して走行が可能であるが、アスファルトも削ってしまうので、環境への悪影響が大きく、1990 年代前半から一般には使われなくなった。緊急車両では、まだ使われている場合もあるようだ。

スパイクタイヤに替わって出てきたのが「スタッドレスタイヤ」。スタッド = スパイクなので、語義的にはスパイクの無いタイヤのことになるが、低温でも固くならないゴムを使い、かつ溝を深くした冬用のタイヤを言う。


高速道路では、冬用タイヤでない車、チェーンをつけていない車に対して、通行規制をかけることがある。それぞれのタイヤの特性と、規制下で走行可能かどうかを表にしておく。ブリヂストンのページ から改変したもの。

路面状況 スタッドレスタイヤ オールシーズンタイヤ 夏タイヤ
乾いた路面
濡れた路面
凍結した路面 × ×
×
高速道路
冬用タイヤ規制
通行可 通行可 不可
(チェーン装着が必要)
チェーン規制 チェーン装着が必要 チェーン装着が必要 チェーン装着が必要

パンクした場合の対処法

パンクした状態で走行するのは、ホイールを痛めるので推奨されない。速やかに安全な場所に停車し、以下の対処をする。

最近の車では、スペアタイヤが積まれていないものが多いようだ。その場合は、ロードサービスを呼ぶしかない。このようなときのために、保険の書類は必ず車に積んでおき、

カーショップが開いている時間だったら、ロードサービスに車を近くの店まで運んでもらい、タイヤを交換することになるだろう。注意点は以下。

  • ロードサービスは、一般に車しか運んでくれない。人はタクシーを別に手配するか、保険会社に電話するときに人も輸送してほしい旨を伝える。
  • カーショップに電話をして、タイヤの在庫があるかどうかを確かめておく。

在庫を確かめるときに重要になるのが、タイヤサイズの伝え方。タイヤを見ると、205/65 R16 などという記載がある。これらの数字は、それぞれタイヤ幅、扁平率、リム径を示している。新しくタイヤを買うときにも、これらの数字は重要になる。

スペアタイヤへの交換手順

簡単に手順だけメモしておく。

  1. 平らで地面が固いところに停車
  2. サイドブレーキをかけ、他のタイヤに輪止めをする
  3. ナットを緩める
  4. ジャッキアップ
  5. タイヤを交換、仮締め
  6. 車体を下ろして本締め

ツイッターで見かけて面白かったのでメモ。いずれ他のページに移す。

アクセルは、もともとは throttle by wire, TBW といい、アクセルスロットルバルブがワイヤーで繋がった構造になっていた。踏んだ分だけ機械的にガスが供給される。

これがコンピューター制御になっているが、このコンピューターは非常に重要。コンピューターが暴走すると、車が暴走することになるので。サブコンピューターがあり、メインコンピューターと常に通信して正常かどうかを確かめているらしい。


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References

  1. 車のタイヤ交換時期はいつ!?チェックポイントはたったの3つ! Link: Last access 8/23/2017.
  2. 北島久和、クルマの応急処理 Q & A. 山海堂.
  3. タイヤの空気圧. Link: Last access 2021/08/17.

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