細胞の概要

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このページの最終更新日: 2024/12/01


  1. 概要: 細胞とは
  2. 世界最大の細胞・最小の細胞
  3. 細胞生物学の歴史

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概要: 細胞とは

細胞 cell とは、細胞膜で囲まれた生命の最小単位のことをいう。典型的な動物細胞は、以下のような構造をしている (図、Public domain)。

動物細胞の模式図

Cytoplasmic inclusion

細胞内の構造で、代謝を行わず、膜にも結合していないものを cytoplasmic inclusion という。栄養素の保存 (油滴やグリコーゲン顆粒)、分泌される物質が一時的に蓄えられる小胞、表皮細胞の色素胞、植物細胞の液胞などがこれにあたる。

世界最大の細胞・最小の細胞

世界最大の細胞はダチョウの卵、世界最大の単細胞生物は Caulerpa taxifolia という藻類であるとされている。ちゃんとした文献が見つかったら追加する。

ダチョウの卵は、図 (Public domain) のように鶏卵よりはるかに大きい。一般に、これが最も大きい細胞であるとされている。

ダチョウの卵と鶏卵の大きさ比較

ただし、卵のほとんどは栄養であり、実際の「細胞」的な部分は小さい。ダチョウの卵の構造についての資料は見つからなかったので、かわりに鶏卵の断面図を載せておく (2)。

詳細は 鶏卵のページ にあるが、卵にはパンデル核と呼ばれる構造があり、この中に胚盤 blastodisc, germinal disc が入っている。卵黄に押されて盤状になった胚細胞 (主に細胞質部分から成る) のことを胚盤という。

卵の断面図
  1. 卵殻
  2. 外卵殻膜
  3. 内卵殻膜
  4. カラザ: 卵黄を卵の中央に保持するための構造。
  5. 外水様卵白
  6. 濃厚卵白
  7. 卵黄膜
  8. パンデル核
  9. 胚盤 ()
  10. 濃色卵黄 (黄色卵黄)
  11. 淡色卵黄 (黄白色卵黄)
  12. 内水様卵白
  13. カラザ
  14. 気室
  15. クチクラ層

細胞生物学の歴史

他の内容が増えてきたら、歴史として独自のページを作る。目次のようにも使えるはず。

1665

細胞の発見

1831

ブラウンによる核の報告。実は 1781 年にホンタナによっても報告されていたようだ。

1842

Nageli が核内に糸状の構造があることを報告。のちの染色体。

1866

メンデルの論文。実験期間は 1853 - 1868。

1876

減数分裂の最初の報告。

1882

有糸分裂の詳細が Flemming によって報告される。

1883

減数分裂の詳細が van Benedan によって報告される。

1888

メンデル死亡。

1888

「染色体 chromosome」という言葉が提唱される。

1900

メンデルの論文 再発見。

1902

Sutton (写真、Public domain): 染色体の挙動がメンデルの法則に従うとした「染色体説」の提唱 。

Walter Sutton

References

  1. 科学の歩みところどころ. 第6回 細胞説の成立. Link: Last access 2022/09/02.
  2. By Blue Lotus from Jigokudani Onsen, Nagano - Flickr, CC 表示 2.0, Link.

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