大学の講義: 初回の講義でやるべきこと

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9-11-2017 updated


初回の講義でやるべきことはいくつかあるが,一連の講義が,教員と学生の契約である ことを相互に認識する,というのが基本である。Reference 2 では 9 つの「やるべきこと」を指定している。このページでは,これに沿って他のソースからの情報を加えつつ整理する。


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1. Involve students quickly

  • 一方的に話すのではなく,なるべく学生を巻き込むように。
  • 自己紹介,小さなグループでのディスカッション。質問と挙手。
  • 「** は教わったことがあるか?」など 予備知識を必要としない 簡単な質問 (1)。
    • 学生の知識レベルを知ることは重要であるが,いきなりテストを課したりすると,必要以上に学生をびびらせることになると思う。アンケートぐらいが適当。

2. Identify the value and importance of the subject

なぜこの授業が重要なのかを述べる。


3. Set expectations regarding

以下のような点について簡単に説明する (2)。「学生に何を期待しているか」。

  • 授業についていくために必要な勉強時間
  • 宿題の締め切りと,間に合わなかった場合にどうなるか
  • 授業中のルール

4. Establish rapport

rapport [ræpɔːr] はフランス語で,感情的な親密さ,信頼感を表す言葉。発音に注意。

  • 学生を個人として扱うことが,rapport の構築には重要だろう。
  • 名前を覚えるのは極めて有効な方法である (2)。可能な限り学生の顔と名前を一致させ,名前で呼ぶように努力する。

5. Reveal something about yourself

教員を一人の人間として認識してもらうために,personal story を述べるのもよい。「教室の前の方で喋っている人型の機械」のように思われたら,学習効率は低い (1)。


6. Establish your credibility

一人の人間であることを示すのと同様に,プロフェッショナルであることを示すのも重要である (1)。


7. Establish the "Class climate"

クラスの雰囲気。intense or relaxed, formal or personal, humorous or seriousなど。一度雰囲気が決まってしまったら,その後それを変えるのは難しい (1)。


8. Provide administrative information

一緒にシラバスを読む。教科書,宿題,成績,出欠などに関するポリシーを説明し,理解させる (1)。


9. Present overview of the subject

授業の内容の概要を与える (1)。たとえば生態学のコースだったら,なぜそれが重要なのか,他のどんな分野と結びついているのかなど。


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References

  1. 第 1 回目の授業. 成長するティップス先生 Ver1.1 - 名古屋大学版ティーチングティップス.Link.
  2. 9 things to Do on the First Day of Class. Link.