学術雑誌の著作権に対する姿勢

other_topics/how-to/copyright_journals
8-31-2017 updated

  1. クリエイティブ・コモンズを採用している雑誌
    • オープンアクセスの姉妹誌
    • PLoS シリーズ
    • 新興のオープンアクセス誌

  2. その他の雑誌
    • Non-commercial なら自由に引用可

広告

クリエイティブ・コモンズを採用している雑誌

多くのオープンアクセス誌が、著作権の一部を放棄する クリエイティブ・コモンズ を採用している。著作権の法規については 著作権のページ を、実際にどう引用すれば良いのかについては クリエイティブ・コモンズのページ を参照のこと。


上のようなマークが論文についていれば、それはクリエイティブ・コモンズを採用していることを示している。


オープンアクセスの姉妹誌

Nature をはじめとする「ハイインパクト誌」は、2000 年ごろから大量に姉妹誌を作り始めた。これは Nature でリジェクトされる論文の受け皿を作り、もれなく出版費用を回収しようとする商業戦略であると思われる。

Nature 系では、それぞれの分野に特化した姉妹誌のほか、分野横断的な Nature Communications と、分野横断かつ PLoS ONE のように研究のインパクトを問わないとする Scientific Reports がある。この 2 誌はオープンアクセスで、CC BY を採用している。


雑誌 根拠など
Nat Commun

出版費用 $5,200 を誇る悪名高いオープンアクセス誌。

公式ページ によると、著作権の帰属表示のみを求める CC BY 4.0 が標準である。

Sci Rep

公式ページ (日本語): Nature 系のオープンアクセス誌。論文の内容にインパクトを求める Nat Commun とは違い、科学的に妥当ならなら受理するという PLoS ONE と同じ編集方針をもつ (2)。

著作権の帰属表示のみを求める CC BY 4.0 が標準であり、オプションとして非営利、改変禁止などをつけることができる。出版費用 18 万円、8-5-2017 確認。

Cell Rep

Author guide: Authors will be asked to sign a nonexclusive publishing agreement that allows them to retain copyright of their work. Authors can choose to publish their work under one of two Creative Common licenses.

12-10-2016 確認。


PLoS 系

PLoS は Public Library of Science の略であり、そもそもオープンアクセスの信念に基づいて雑誌を発行している団体である。

PLoS シリーズは全て CC BY を採用している (公式ページ 2017 年 8 月)。以下のように普通に引用すれば良いと書かれている。

引用例: Huntingtin Interacting Proteins Are Genetic Modifiers of Neurodegeneration. Kaltenbach LS et al. PLOS Genetics. 2007. 3(5) doi:10.1371/journal.pgen.0030082

雑誌 根拠など
PLoS

2017 年 8 月現在、PLoS シリーズには Biology, Medicine, Computational Biology, ONE, Genetics, Neglected Tropical Diseases, Pathogens, Currents と 8 個の雑誌がある。

なお掲載料は雑誌のランク分けに基づいているようで、PLoS ONE は $1,495 だが PLoS Genet などは $2,250 と高く、最高峰の PLoS Biol では $2,900 である。


新興のオープンアクセス誌

雑誌 根拠など

Disease Models and Mechanisms

公式ページ で確認 (8/31/2017)。出版費用は 2500 ユーロ。


広告

その他の雑誌

自然科学系学術誌の Rights & Permissions まとめ (1) を大いに参考にさせて頂いた。自分で調べたら随時追加していく。

Non-commercial なら自由

雑誌 根拠など
PNAS

Author guide: Anyone may, without requesting permission, use original figures or tables published in PNAS for noncommercial and educational use (i.e., in a review article, in a book that is not for sale), provided that the full journal reference is cited and, for articles published in volumes 90–105 (1993–2008 ), "Copyright (copyright year) National Academy of Sciences." Commercial reuse of figures and tables (i.e., in promotional materials, in a textbook for sale ) requires permission from PNAS.

12-14-2016 確認。

JBC

JBC website: Other parties are welcome to copy, distribute, transmit and adapt the work — at no cost and without permission — for noncommercial use as long as they attribute the work to the original source using the citation above.

Examples of noncommercial use include:

  • Reproducing a figure for educational purposes, such as schoolwork or lecture presentations, with attribution.
  • Appending a reprinted article to a Ph.D. dissertation, with attribution.

5/25/2017 確認。同じ系列の Molecular & Cellular Proteomics と the Journal of Lipid Research も同じ方針を採用している。


広告

コメント欄

コメントをどうぞ! (500 字まで)


フォーラムを作ったので、各ページにあるコメント欄のうち、コメントがついていないものは順次消していきます。今後はフォーラムをご利用下さい。管理人に直接質問したい場合は、下のバナーからブログへ移動してコメントをお願いします。


References

  1. 自然科学系学術誌の Rights & Permissions まとめ. Link.
  2. Criteria for publication. Sci Rep. Link: Last access 8/9/2017.