バクテリアと真核生物における転写:
開始、伸長、終了と関連タンパク質

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2018/10/03 更新

  1. バクテリアの転写
  2. 真核生物の転写

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バクテリアの転写

バクテリアの転写は、以下の 3 つの段階に分けることができる (1)。

Initiation

Initiation は、さらに以下の 4 つの段階から成る (1)。

  1. プロモーターが認識される。
  2. Transcription bubble が形成される。
  3. rNTP の間に最初の結合が作られる。
  4. 転写装置がプロモーターから離れる。

コアプロモーター のページで示したように、バクテリアの転写には -10 に TATAAT という consensus 配列をもつ Pribnow box があり、-35 には -35 region と呼ばれる TTGACA という配列が存在する。これらが転写に必須のコアプロモーターである (1)。


Elongation

Initiation の最後の段階で、RNA polymerase は構造変化を起こし、プロモーター中の consensus sequence に結合していられなくなる (1)。ここから下流に transcription apparatus が移動していく段階を elongation という。

DNA の 2 本鎖が順次解かれ、RNA が合成される。37 °C のバクテリアでは、1 秒あたり約 40 塩基 の RNA が作られる。DNA の複製は 1000 - 2000 nt/s の速度で進むので、転写の速度は DNA 複製よりもはるかに遅い (1)。


Termination

Termination には 2 つのパターンがある (1)。

Rho-dependent termination の場合は、Rho というタンパク質が RNA 中の rut (rho utilization site) を認識する。

Rho-independent termination の場合は、RNA 自体がヘアピン構造を作り、転写を終結させる。


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真核生物の転写

更新予定。


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References

  1. Amazon link: Pierce 2016. Genetics: A Conceptual Approach: 使っているのは 5 版ですが、6 版を紹介しています。