胃: 機能、構造、胃に関わる病気など

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このページの最終更新日: 2024/02/14

  1. 胃の概要
  2. 胃の粘膜
  3. 胃に関わる病気
    • 逆流性食道炎

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胃の概要

ヒトでは、胃 stomach は、食道と十二指腸の間に位置する消化器官の一つである。図 (2) のような形をしている。

胃粘膜の構造
  1. 食道
  2. ヒス角
  3. 噴門
  4. 胃角
  5. 幽門
  6. 十二指腸

A = 胃底部、B = 胃体部、C = 前庭部、X = 小彎 (しょうわん)、Y = 大彎 (だいわん) と名前がついている。

胃の粘膜

胃粘膜の構造は、以下の図 (1) のようになっている。下の用語集も参照のこと。

図にみるように、表面から粘膜 mucosa、submucosa、筋肉の層 muscularis extena、そして結合組織の層 serosa という順に 4 層に分かれている。

胃粘膜の構造

胃腺 gastric glands は、消化液を分泌するための構造である (下図、Ref. 3)。上の図でも、粘膜 mucosa の層に 4 つ描かれており、右側に拡大図がある。

胃腺の構造

胃腺は、上皮細胞 epithelial cell (A)、主細胞 chief cell (C)、壁細胞 parietal cells (B, 傍細胞とも呼ばれる) から成る。

主細胞はペプシノーゲンを分泌する。

壁細胞にはプロトンポンプ H+-K+ ATPase が存在し、胃の内側に H+ を汲み出す。Cl- は別経路から排出され、結果として胃の中には塩酸 HCl が存在することとなる。

Mucos neck cell という細胞が存在し、これが塩基性の粘液を産生、胃壁を胃酸から保護している。

胃に関わる病気

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸が食道に逆流してくる病気のことをいう。胃酸は食べたものを消化するための強い酸だが、胃表面の粘液が自己消化を防いでいる。しかし食道には粘液がないため、胃酸の逆流は食道を傷つける。

食道は胃よりも上に位置しており、その間には逆流を防ぐ弁がある。姿勢が悪いとこの逆流防止機構が十分に働かないため、姿勢矯正がもっとも簡単な予防法の一つとされている。


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References

  1. By OpenStax College - Anatomy & Physiology, Connexions Web site. http://cnx.org/content/col11496/1.6/, Jun 19, 2013., CC BY 3.0, Link
  2. ignis - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=764112による
  3. By Samara Muth - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=59185176

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