1. 概要: 上皮細胞とは
2. 杯細胞 goblet cell
   • 小腸の杯細胞

概要: 上皮細胞とは

このページは上皮細胞に関するページであるが、goblet cell など表皮に存在する他の細胞も含める。内容が増えてきたら分割する。

上皮細胞 epithelial cell とは、他の構造の表面を覆う細胞である。名前からは、皮膚 の表面に存在する細胞のようにも思われるが、皮膚に限定されるわけではない。たとえば消化管の表面なども上皮細胞に覆われている。

形状によって以下のように分類される (図は Public domain)。

なお、皮膚の表面を覆っている細胞はケラチノサイト keratinocytes と呼ばれ、特殊化した上皮細胞の一種である (4)。

杯細胞 goblet cell

Goblet cell は図 (2) のような形をした細胞で、日本語では杯細胞 (さかずきさいぼう) という。主な機能は 粘液の分泌 である。

小腸や気道の粘膜において、上皮細胞の間に散在する。Goblet cell は、一つの細胞で一つの腺を構成する unicellular gland cell である。

小腸の杯細胞

矢印で示されているのが、小腸の goblet cell である (3)。

上皮に存在するその他の細胞

• Sacciform cell: 魚の上皮に存在する細胞。
• Malpighian cell: A cell of the stratum spinosum of the epidermis (Dictionary). 有棘層 stratum spinosum は、顆粒層と基底層の間にある上皮の層のこと。

References

1. By OpenStax College - Anatomy & Physiology, Connexions Web site. http://cnx.org/content/col11496/1.6/, Jun 19, 2013., CC BY 3.0, Link
2. By OpenStax College - Anatomy & Physiology, Connexions Web site. http://cnx.org/content/col11496/1.6/, Jun 19, 2013., CC BY 3.0, Link
3. Copyrighted free use, リンク
4. Eckert and Rorke, 1989a. Molecular biology of keratinocyte differentiation. Environ Health Perspect 80, 109-116.

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