教育/問題解決とユーモア
- ユーモアの種類
- 教育関係の用語集
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概要: ユーモアの種類
このページを作ったきっかけは、job interview の例題で「教育上の問題を解決するためにユーモアを使ったことがあるか」という質問があるのを見たことだった。
ユーモア humor/humour を定義することは難しいが、笑いを誘うような言動と考えて良いだろう。ユーモアには広い意味で「ストレスを緩和する」役割があり、ビジネス、医療現場、教育など様々な場面でその効用が認められている。なお、英語での発音は [hjuːmə] であり「モア」ではないので注意。
上野 (1) は、ユーモアを 3 つのタイプに分類している (2I)。ストレスを緩和する作用があるのは、遊戯的および支援的ユーモアであるという研究がある (2I)。
遊戯的ユーモア |
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攻撃的ユーモア |
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支援的ユーモア |
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教育関係の用語集
このページの内容が乏しいので、とりあえずその他の教育関係の用語集をここに作っておく。推薦状に書く長所と短所、研究費申請に関係する用語集 なども参照のこと。
Sage on a stage |
Sage は「賢者」なので、教師がステージ (教壇) の上にいるタイプの教育、要するに一般的な講義をこのように呼ぶ。アクティブラーニングに対する概念である。 |
Flipped classroom |
知識の伝達をクラス外で行い、クラスでは宿題などの activities を行うスタイルのこと (PubMed)。 |
Cooperative leargning |
小さなグループで協力して一つの課題をこなす (PubMed)。 |
Output, outcome |
非常に似た言葉のように思えるが、NSF のハンドブックによると次のように定義されている (4)。 Output are the products of these activities or a count that describes the activity. Outcome are つまり、あるプロジェクトがあった場合、そのプロジェクトから出た学会発表が何個、論文が何報、というのが output である。さらに、その結果として科学的が進んだり、参加者が学んだりという変化が outcome である。 これも私の考えでは単なる言葉遊びであり、learning = product と考えるとこれは output になり、learning = change と考えると outcome になる。 |
Professional development opportunities |
まずは professional development の定義をみてみよう。このページ によると "In education, the term professional development may be used in reference to a wide variety of specialized training, formal education, or advanced professional learning intended to help administrators, teachers, and other educators improve their professional knowledge, competence, skill, and effectiveness." とある。 教育業界でよく使われる用語であり、この場合 teacher の professional development を想定している。要するに、プロとしての知識や技術を磨くこと、またはそれを目的としたトレーニングの過程を言うようだ。 以下のような具体例がある (Ref)。
学生の場合は、以下のように分類されていたりもする (Ref)。
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References
上野 1992a. ユーモア現象に関する諸研究とユーモアの分類について. 社会心理学研究 7, 112-120.斎藤ら 2011a. 勤務時間内における看護師が出会ったユーモアと専門領域病棟のユーモアの特徴. 看護総合科学研究会誌 13, 15-26.- 学生をやる気にさせる方法. Link.
- The 2010 User-Friendly Handbook for Project Evaluation.
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