局所排気装置について

UBC/experiments/safety/local_exhaust_systems

このページの最終更新日: 2026/09/26

  1. 概要: 局所排気装置とは

広告

概要

局所排気装置の基本構成は、フード → 吸引ダクト (枝ダクト → 主ダクト) → 空気清浄装置 → ファン → 排気ダクトである。

ダクトの形状には円形、角形などがあり、一般にその断面積を大きくすると、圧力損失は減少する。なお、圧力損失とは「流体が配管などの中を流れるときに、摩擦や抵抗によって圧力が低下 (つまりエネルギーが減少)すること」である。太い方が、摩擦を受けにくいのは当然。

しかし、断面積を大きくすると気流が遅くなる。この 2 つのバランスを考慮してダクト径を定める。

下のイラストは、主な局所排気装置のイメージ図である。排気効果が高い順に、簡単に説明しておく。

  1. 囲い式カバー型: 見やすいように壁が省略して描かれているが、有害物質の周囲が小さい観察口や小作業孔を除いて完全に囲まれており、最も排気効果が高い。
  2. イラストには含まれていないが、両手を入れて作業できる囲い式グローブボックス型もある。
  3. 囲い式ドラフトチェンバ型: 前面に、引き上げられるスライドサッシがある。実験室で最もよく見るタイプだろう。
  4. 囲い式建築ブース型: 作業員が中に入る。
  5. 外付け式ルーバ型: 外から吸引する。整流板が付いており、吸引効率を上げる工夫がなされているが、囲い式ほど効果は高くない。ルーバとは、細長い板を一定の間隔で平行に並べた構造の総称で、エアコンにも付いているアレのこと。
主な局所排気装置

さらに 4 つのタイプ。さまざまなタイプがあるが、囲い式が最も効果が高いのは変わらない。レシーバ式の定義は、「気流の方向に沿って有害物質を捕集すること」である。

  • 外付け式グリッド型: 吸い込み口がグリッドになっており、面積が広い。これを机のように使って、下方向に有害物質を吸い取る場合も。
  • 外付け式スロット型: 上のルーバ型と似ているが、整流板がなく、ただスロット上の穴が空いているだけ。
  • レシーバ式キャノピ型: イメージは焼肉屋。熱源によって生じる上昇気流を利用し、上から吸引する。
  • レシーバ式カバー型: キャノピ型に似ているが、もう少し側面がカバーされている。
主な局所排気装置

最後はグラインダ型である。グラインダを使ったときに出る粉塵などを捕集する。グラインダによって気流ができるので、これもレシーバ型に分類される。

主な局所排気装置
広告

References

コメント欄

サーバー移転のため、コメント欄は一時閉鎖中です。サイドバーから「管理人への質問」へどうぞ。

↑

このページの目次

1.