アガロースゲル電気泳動による DNA 濃度の測定

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このページの最終更新日: 2025/01/22

  1. 概要: アガロースゲル電気泳動による DNA 濃度の測定

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概要: アガロースゲル電気泳動による DNA 濃度の測定

DNA 濃度は 260 nm の吸光度を利用して測定することができるが (260 nm 法による DNA 濃度の測定)、アガロースゲル電気泳動で既知の濃度の DNA (通常はマーカー) とバンドの濃さを比較することによっても測定することができる。

EDTA などにも 260 nm の吸光度があるため、吸光度による方法よりも、この電気泳動による方法の方が正確に濃度を算出することができる。DNA シークエンス解析の受託サービスで、「吸光度でなく電気泳動で濃度を測ってください」とわざわざ記載しているものもある。

一番簡単な方法は目視である。DNA マーカーは、以下のように各バンドがどれくらい DNA を含むかが記載されているものがある (例: ナカライテスクのマーカー)。この場合、例えば自分のバンドの太さがバンド 3 と同じだったら、DNA 量は約 70 ng ということになる。


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References

  1. 田村 (2014). 改訂版 バイオ試薬調製ポケットマニュアル.

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