ガスクロマトグラフィー GC: 原理、使い方など

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このページの最終更新日: 2024/12/15

  1. 概要: ガスクロマトグラフィーとは
  2. 論文での記述方法

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概要: ガスクロマトグラフィーとは

移動相が液体でなく気体であるのが特徴。脂肪酸 など揮発性物質の分離に主に使われる。

論文での記述方法

単に「GC を使用」としか書かれていない論文も多いが、条件を書くならば以下の項目を含める。

脂肪酸は、-COOH 基の極性が高いため、炭化水素が長いものはとくに揮発しにくい。そこで、通常は GC にかける前にメチルエステル化する。同定は、既知の脂肪酸メチルエステル (fatty acid methyl ester, FAME) との retention time の比較による。質量分析 と繋がった GC-MS なら、分子量 からの同定も可能である。

文献 1 の方法がスタンダードであると思う。

  • メタノールと硫酸でメチルエステル化
  • 水とヘキサンを加えて二層分配、ヘキサン画分を濃縮して分析
  • DB-23 カラム (アジレント)、FID で検出
  • キャリアガスは ヘリウム、流速 3 mL/min。
  • インジェクションモード、split or splitless
  • 温度の設定: initial, 通常は分離を良くするため 2 段階ぐらいのグラジェントをかける。target temperature と温度変化レートを書く。

References

  1. Heestand et al., 2013a. Dietary restriction induced longevity is mediated by nuclear receptor NHR-62 in Caenorhabditis elegans. PLoS ONE 9, e1003651.

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