海藻由来の多糖 アルギン酸: 構造、代謝、機能など

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このページの最終更新日: 2024/02/14

  1. 概要: アルギン酸とは

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概要: アルギン酸とは

アルギン酸 alginic acid は図のような構造 (Public domain) をもつ多糖である。β-D-マンヌロン酸 (β-D-mannuronate) と α-L-グルロン酸 (α-L-guluronate) が 1-4 結合している。

-COOH が 2 つの -OH と同じ方向に出ている右側がβ-D-マンヌロン酸、逆方向に出ている左側がα-L-グルロン酸である。

アルギン酸の構造

図では 2 つの単糖が交互に並んでいるように書かれているが、m と n の添字があるように、それぞれが複数個繋がることもある。交互に繋がったアルギン酸は柔軟性があり、中性に近い pH でも溶けやすい。

マンヌロン酸およびグルロン酸、それぞれ M および G と書かれることが多い。またアルギン酸は低い pH でゲルを形成する。これらのゲルの中で、分子間の結合をつくるのは主に M または G の繰り返しであり、G のブロックが多いほどゲルが固くなる。

褐藻類 brown algae に多く含まれるが、ある種の バクテリア もアルギン酸をもっている。バクテリアは、バイオフィルム形成にアルギン酸を利用している。

工業的には、褐藻類から抽出される。増粘剤、安定剤、ゲル化剤として使われる食品添加物である。

References


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