ポリエチレングリコール (PEG): 核酸精製に使う高分子
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概要: ポリエチレングリコールとは
ポリエチレングリコール (polyehylene glycol; PEG) は、図のような構造 (1) をもつエチレングリコールが繋がったものである。
繰り返し単位は CH2-CH2-O なので、一般式は HO-(CH2-CH2-O)
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PEG 沈の特徴とプロトコール
PEG は DNA や RNA から水和水を奪う性質があるので、エタノール と同様に核酸の沈殿に用いることができる (2)。一般にエタ沈 に対して
- PEG8000 を 6.5%、NaCl を終濃度 0.8 M で加える。4°C で 1 時間置いたのち遠心すると DNA が得られる (2)。
- または、PEG8000 を 10%、MgCl2 を終濃度 10 mM で加え、直ちに室温で 10 分遠心すると、100 bp 以下のフラグメントは沈殿しない (2)。
各種の塩の特徴などは エタ沈のページ にまとめてあるので、リンク先を参照のこと。
広告References
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春木 2011a. エタノール沈殿あれこれ. 生物工学 89, 254-256.
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