水性溶媒を使った NMR の標準物質 DSS: 構造、使用濃度など
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概要: DSS とは
DSS は図のような構造 (Public domain) をもつ化学物質で、水性溶媒を使った NMR の標準物質である (1)。
4,4-ジメチル-4-シラペンタン-1-スルホン酸 (4-dimethyl-4-silapentane-1-sulfonic acid) を略して DSS となるが、Sigma からは ナトリウム塩として販売されており、名前は 3-(Trimethylsilyl)-1-propanesulfonic acid sodium salt である (図, ref. 1)。
このナトリウム塩は、以下のような名前で呼ばれることもある。
- 2,2-Dimethyl-2-silapentane-5-sulfonate sodium salt
- DSS sodium salt
- Sodium 3-(trimethylsilyl)-1-propanesulfonate
その他の標準物質
DSS の構造は、同様に NMR の標準物質として使われる TMSP と非常に似ており、右側の基がカルボキシル基であるか硫酸基であるかの違いのみである。TMSP の構造、使い方などはリンク先を参照のこと。
また、有機溶媒系の NMR では テトラメチルシラン TMS が用いられる。これもリンク先に詳細がある。
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DSS の使い方
Sigma のページによると、DSS ナトリウム塩の 分子量 は 218.32、溶解度は 50 mg/mL である。
References
- By <a href="//commons.wikimedia.org/wiki/User:Smokefoot" title="User:Smokefoot">Smokefoot</a> - <span class="int-own-work" lang="en">Own work</span>, CC BY-SA 4.0, Link
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