ストレスタンパク質: 生体をストレスから守る 5 つのタンパク質ファミリー

protein_gene/s/stress_protein
6-15-2017 updated


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概要: ストレスタンパク質とは

ストレスタンパク質は、細胞が熱などのストレスに曝されたときに発現量が増大し、細胞を守る働きを示すタンパク質の総称である。

タンパク質の高次構造形成を補助する機能 があり、以下のような様々な細胞内プロセスに関与している。

  • 新しく合成されたタンパク質の折りたたみを助ける (分子シャペロン)。
  • 熱などのストレスによって変性したタンパク質を修復する。
  • 修復不能なタンパク質は、リソソームなどの分解系へ輸送する。

かつては、熱によって誘導されることから熱ショックタンパク質 (heat shock protein; HSP) と呼ばれたが、熱以外のストレスでも似たような働きを示すことから、現在はストレスタンパク質と呼ばれることが多い。

ストレスタンパク質の発現誘導を伴うような熱に対する応答を、熱ショック応答という。


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ストレスタンパク質ファミリー

ストレスタンパク質は、分子量およびアミノ酸配列の相同性から、5 つのファミリーに分けられることが多い。


HSP110 ファミリー

HSP110 family は、lower eukarhylotes のみがもつ HSP104 を含まない、110 kDa 前後のストレスタンパク質である。これは HSP70 と系統的に近く、HSP110-HSP70 superfamily として捉えるべきであるとする報告がある (1)。


HSP90 ファミリー


HSP70 ファミリー


HSP60 ファミリー


Small HSPs ファミリー

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References

  1. Easton et al. 2000a. The Hsp110 and Grp170 stress proteins: newly recognized relatives of the Hsp70s. Cell Stress Chaperones, 5, 276-290.