マロンジアルデヒド: 酸化ストレスの指標となる脂質過酸化物

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8-17-2017 updated


  1. 概要: MDA とは
  2. MDA の定量

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概要: MDA とは

マロンジアルデヒド (malondialdehyde; MDA) は脂質 lipid の酸化などによって生じる反応性の高いアルデヒド aldehyde である。MDA 量は、老化 aging と密接に関係する酸化ストレスの指標になっている。

MDA は、以下の図 (1) のように共鳴構造をとっている。


MDA の定量

TBA 法

TBA 法では、チオバルビツール酸 thiobarbituric acid (TBA; 右図, ref2) を使って MDA 量を測定する。

2 分子の TBA が 1 分子の MDA と反応する。生成物は 532 nm 付近に強い吸光を示すことから、分光学的に MDA を定量することができる。


ある検出キットでは、所要時間約 1.5 h、測定レンジは 0.08 - 10 µM である。


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References

  1. By Smokefoot - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
  2. By Edgar181 - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
  3. 日本老化制御研究所 MDA 測定キット. Link: Last access 6-17-2017.