トウガラシ属 Capsicum

UBC/organism/Magnoliopsida/capsicum

このページの最終更新日: 2024/02/14

  1. 概要: トウガラシ属 Capsicum とは
  2. トウガラシのカロテノイド

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概要: トウガラシ属 Capsicum とは

トウガラシ属 Capsicum は、双子葉植物綱 (モクレン綱) Magnoliopsida に含まれる属の一つである。トウガラシの辛味成分 カプサイシン capsaicin の名前は、この属名からとられている。

この属に含まれる 植物 plants の分類上の総称は「トウガラシ pepper」である。20 以上の種が含まれるが、もっとも有名なのは C. annuum であり、この種の和名も「トウガラシ」である。

英語では C. annuum を一般に bell pepper という。ピーマン、パプリカ、チリペッパーなどが含まれる (画像は Public domain)。

Bell pepper Bell pepper

NCBI Taxonomy における full lineage は以下の通り。

cellular organisms; Eukaryota; Viridiplantae; Streptophyta; Streptophytina; Embryophyta; Tracheophyta; Euphyllophyta; Spermatophyta; Magnoliopsida; Mesangiospermae; eudicotyledons; Gunneridae; Pentapetalae; asterids; lamiids; Solanales; Solanaceae; Solanoideae; Capsiceae


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トウガラシのカロテノイド

辛味成分としてのカプサイシンが有名であるが、カロテノイド もトウガラシの興味深い成分の一つである。

図 (Public domain) は、代表的なカロテノイドである βカロテンの構造。長く伸びた共役二重結合の部分が、長さに応じて特定の波長の光を吸収する。これによって、赤橙色を示す。

カロテノイドの構造

トウガラシからは 50 以上のカロテノイドが発見されており、0.1 - 3.2 g/100 g乾重量と含有量が多いものもある (1)。


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References

  1. Arimboor et al., 2015a. Red pepper (Capsicum annuum) carotenoids as a source of natural food colors: analysis and stability-a review. J Food Sci Technol 52, 1258-1271.

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