カトリックとプロテスタントの違い

UB3/history/religion/catholic_protestant

このページの最終更新日: 2022/11/14

  1. はじめに: カトリックとプロテスタントの違い
  2. プロテスタント成立の歴史

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はじめに: カトリックとプロテスタントの違い

カトリック catholic とプロテスタント protestant は、どちらもキリスト教の流派である。キリスト教の前身であるユダヤ教も入れて、違いを簡単な表にした。

根本的な違いは、

  • カトリックでは、神と人間との間に教会、聖職者などが入る
  • プロテスタントでは、聖書を通じて神と人間が直接繋がる

という点である (ふしぎなキリスト教, Amazon link などを参考に作図 )。

プロテスタント成立につながった 16 - 17 世紀の一連の革新運動を 宗教改革 Protestant Reformation という。


ユダヤ教

キリスト教
(カトリック)

キリスト教
(プロテスタント)

成立

BC 1200 年頃

BC 0 前後

16 - 17 世紀

聖典

旧約聖書

新約聖書

救われるのは

ユダヤ人

神を信じる全ての人

神と人との繋がり

直接または聖職者を通じて

教会や聖職者を通じて

聖書を通じて直接


なお、ユダヤ教とキリスト教の「神」は同じであるが、神に選ばれた民としてユダヤ人が救われるのが前者、神がキリストをこの世に送ったことによって、信じる人全てが救われるとしたのがキリスト教である。


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プロテスタント成立の歴史

カトリックの教会では、聖書に書かれておらず、公会議の正当な解釈でもない曖昧な根拠で、聖人崇拝、免罪符の販売、告解、七つの秘蹟などを行っていた。

プロテスタントは、16 - 17 世紀、これに対抗する形で生まれた流派である。基本的には、聖書を介して神と人間は直接繋がることができ、これを教会が介在する必要はないという考え。関連して、聖書に根拠をもたない儀式などは不要とする。

プロテスタントの中にも流派があり、教会が必要ないとするのはかなり極端な流派。普通はプロテスタントも教会に行く。

中世、カトリックはラテン語の聖書を使っていた。教会などが介在するため、信者が聖書を読める必要はなかった。プロテスタントでは、聖書が神と関係をもつ唯一の方法であるため、信者自身が読める必要があった。したがって、聖書の翻訳は、プロテスタントの勃興とともに行われた。

カルヴァン主義

宗教改革およびプロテスタント成立のきっかけとなったのはマルティン・ルター Martin Luther であった。カルヴァンは時代的にはその後だが、教義としてはルターよりも徹底していた (図は Public domain)。


Martin Luther Martin Luther

Anonymous 16th century portrait of Calvin

Lucas Cranach によるルター


カルヴァン主義 Calvanism の教義は 予定説 と呼ばれ、神の主権を徹底させたもの。救われるかどうかは神が既に決定しており、人間の行動は結果に関与せず、また人間は自分が救われるかどうかも知ることができないとした。


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