アメリカ史の概要

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このページの最終更新日: 2025/01/05

  1. 概要: このページについて
  2. ヨーロッパ人の入植
  3. 独立戦争
  4. 南北の対立、西部の開拓
  5. 第一次世界大戦
  6. 第二次世界大戦とその後

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概要: このページについて

アメリカ史の概要のページです。アメリカ議会図書館 Library of Congress の アウトラインページ にある歴史区分に従っています。

年代分けと英語の名称は、議会図書館のサイトにある情報なので公式なものと思われます。日本語訳は適当なものなので、正式な名称がみつかれば置き換える予定です。

年代

時代区分

1600s - 1763

ヨーロッパ人の入植
Colonial Settlement

1763 - 1783

アメリカ独立戦争
The American Revolution

1783 - 1815

The New Nation

1815 - 1880

National Expansion and Reform

1861-1877

Civil War and Reconstruction

1876-1900

Rise of Industrial America

1900-1929

革新主義時代
Progressive Era to New Era

1929-1945

Great Depression and World War II

1945-1968

The Post War United States



Colonial Settlement (ヨーロッパ人の入植)

  • 1492 年、コロンブスによるアメリカ発見。
  • ヨーロッパ人が持ち込んだ病気によって先住民の人口が激減。大まかに言って 1550 - 1620 辺りに次々と入植 (→ 感謝祭のページ)。
  • スペインはカリフォルニア、メキシコ、テキサス辺り、フランスはケベックやルイジアナ、オランダはニューヨーク。
  • イギリスは東海岸に広く入植。イギリス国教が腐敗していると信じていたキリスト教徒の一団が中心。原住民との交流から感謝祭を作り、布教のためハーバード大学を作る。
  • さらにヨーロッパから人が来る。初期の入植者たちが豊かになって、アフリカなどから奴隷を買い始める。

この時代に関するキーワード集が ヨーロッパ入植時代の用語集 のページにあります。

The American Revolution (アメリカ独立戦争)

1763 年宣言から、独立戦争の終了まで。

  • イギリス人入植者が勢力を伸ばす。イギリス本国は、「1763 年宣言」を発したり、彼らに税金をかけて支配下に置こうとする。この方針に入植者たちは怒って抵抗。茶の販売の権利も争いの対象になり、1773 年にボストン茶会事件 (絵、Public domain)。
  • これを機会にイギリスから独立する機運が高まり、1776 年に独立宣言。イギリスとの革命戦争。イギリスと仲の悪いフランスが密かにアメリカを支援。1783 年にアメリカ勝利。フランスが自由の女神をプレゼント。
  • アメリカの州と、ヨーロッパ各国の植民地が混在する状態。いろいろな地域の獲得、先住民の追い出しが進む。西へ開拓が進む。ワシントン、ジェファーソンが活躍。
ボストン茶会事件

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南北の対立、西部の開拓

  • 1800 年代までに、ヨーロッパ移民から成る工業中心の北部、多数の黒人奴隷がいる農業中心の南部という状況が生じる。
  • 奴隷制度の許可 (南部)・不許可 (北部) をめぐるミズーリ妥協でアメリカが二分される。リンカーンが大統領になり対立が加速、南北戦争。
  • 1863 年、戦争終結前にリンカーンの奴隷解放宣言。1865 年に南部が降伏し戦争が終結、のちリンカーン暗殺。しかし黒人差別はほとんど解消されなかった。

西部を開拓する過程で起こったことは、バッファロー絶滅、カリフォルニアに金があると信じるゴールドラッシュ、大陸横断鉄道、カウボーイの誕生、石油の採掘など。一方、先住民は特別居住区に押し込められた。

Progressive Era to New Era (革新主義時代)

Progressive Era は、日本語では「革新主義時代」。New Era は調べ中。

南北戦争後、大きな経済発展を遂げたアメリカは、その間に腐敗していた政治、経済システムを大きく改革する。この時代が Progressive Era である。


第一次世界大戦

  • 工業化が進み、貧富の差が拡大。
  • 1914 年、ヨーロッパで第一次世界大戦が勃発。イギリス & フランス vs ドイツ。ドイツはメキシコに援助を求め、見返りとしてメキシコがアリゾナ州などを奪還するのを助けると提案。諸々の背景からアメリカは英仏を支持、戦争に勝利する。
  • 世界大戦後に作られた国連への加盟を拒否、この辺から自国が世界で一番正しいと思い始める。
  • フォード自動車による産業の発展、バブルの時期。黒人差別は依然として続いており、黒人は仕事のある北部へ移動し工業にも従事。ニューヨークのハーレムなどにスラム街。禁酒法では逆に犯罪組織が増えたらしい。
  • 1929 年にバブル崩壊、大恐慌。ルーズベルトが頑張るも、活力はしばらく失われる。

第二次世界大戦とその後

  • 1938 年、ヨーロッパで第二次世界大戦。これにより経済が回復。1942 年、真珠湾攻撃を機に参戦。1945 年、日本の降伏により戦争が終結、東西の冷戦時代が幕を開ける。
  • ソ連に代表される社会主義国との対立は、核軍拡、1950年代の朝鮮戦争、1960年代のベトナム戦争などの原因となる。キング牧師が黒人の権利を主張、人気のあったケネディ大統領が暗殺される。
  • 1970 年代、とくにデトロイト、シカゴなど北部で工業が衰退。経済の衰退は治安の悪化をもたらした。現在の日本と同じようにトリクルダウンを主張し、企業を優遇したレーガン大統領。景気をさらに悪化させた。
  • 2001 年 9 月 11 日のテロ。オバマの当選は人種差別が改善されていることを示すと思われた。トランプ当選でどのような変化がみられるか。

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References

  1. Amazon link: Verdaman JM 著, 千田 智美 訳 2015a. シンプルな英語で話すアメリカ史. 図書印刷株式会社.

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