水質の指標・酸素要求量:
生物学的酸素要求量 BOD と化学的酸素要求量 COD
UBC/environment/ecology/oxygen_demand
このページの最終更新日: 2024/02/14- 概要: 酸素要求量とは
- 生物学的酸素要求量 BOD
- 化学的酸素要求量 COD
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概要: 酸素要求量とは
酸素要求量は、水質の代表的な指標の一つである。水 に含まれる被酸化性物質 (酸化されうる物質で、一般にその濃度が高いほど水が汚染されていることになる) を酸化するために必要な 酸素 の量で、単位は一般に mg/L を用いる。ppm を使うこともある。
酸素要求量として、一般に以下の 2 つが使われる。どちらも、値が高いほど水は汚染されていることになる。
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生物学的酸素要求量 BOD
BOD の測定方法 (1)。
化学的酸素要求量 COD
使用する試薬によって酸化力が異なるので、測定値も異なる。以下のように「COD」のあとに Cr や Mn などの語をつけて示される。代表的な方法をいくつか示しておく。
COD の種類 |
特徴 |
---|---|
CODCr |
二クロム酸カリウムで測定する。最も酸化力が強く、ほぼ全ての有機物が対象となる。 |
CODMn |
過マンガン酸カリウムを用いる。日本における公定法で、測定時間が短いというメリットがある。 |
CODOH |
アルカリ性過マンガン酸カリウムによる方法。塩化物イオン Cl- が CODMn に影響するため、海水の測定にはこの方法がよく用いられる。 |
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References
- By SuSanA Secretariat - https://www.flickr.com/photos/gtzecosan/3231600029/, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=36544971
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