タイヤの種類と冬季のタイヤ交換

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このページの最終更新日: 2024/12/06

  1. タイヤの種類
  2. 冬季のタイヤ交換

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タイヤの種類

タイヤの種類に関する用語は複雑である。基本的には、雪や路面凍結に対する対処が主なポイントである。したがって、雪があまり降らない地域では冬用タイヤに履き替える必要がなく、このあたりを意識することは少ないだろう。

夏タイヤ

いわゆる普通のタイヤ。雪国以外では年間通してこれのはず。乾いた路面での性能はこれが一番なので、冬にスタッドレスにしたとしても、夏はこのタイヤに戻した方がよい。

オールシーズンタイヤ

ゴムの素材や溝のパターンにより、冬季の路面にも対応できるようにしたタイヤである。ただし、凍結路などでのグリップ力はスタッドレスに劣る。

冬タイヤ

一般に、冬の雪道などの通行に適したタイヤを総称する言葉である。「スノータイヤ」「ウィンタータイヤ」も同じ意味で使われることが多い。主に 2 種類がある。上記のオールシーズンタイヤを冬用と数えて、3 種類としている場合もある。

タイヤに金属のピンが打ち込まれている「スパイクタイヤ」。スパイクが雪や氷に刺さるので安定して走行が可能であるが、アスファルトも削ってしまうので、環境への悪影響が大きく、1990 年代前半から一般には使われなくなった。緊急車両では、まだ使われている場合もあるようだ。

スパイクタイヤに替わって出てきたのが「スタッドレスタイヤ」。スタッド = スパイクなので、語義的にはスパイクの無いタイヤのことになるが、低温でも固くならないゴムを使い、かつ溝を深くした冬用のタイヤを言う。


高速道路では、冬用タイヤでない車、チェーンをつけていない車に対して、通行規制をかけることがある。それぞれのタイヤの特性と、規制下で走行可能かどうかを表にしておく。ブリヂストンのページ から改変したもの。

路面状況 スタッドレスタイヤ オールシーズンタイヤ 夏タイヤ
乾いた路面
濡れた路面
凍結した路面 × ×
×
高速道路
冬用タイヤ規制
通行可 通行可 不可
(チェーン装着が必要)
チェーン規制 チェーン装着が必要 チェーン装着が必要 チェーン装着が必要

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冬季のタイヤ交換

多くの店でタイヤ交換が可能だが、コストコの会員になっていれば、コストコで購入して交換するのが一番良いだろう (参考: ポイントなどを利用して小金を稼ぐ方法)。

ただし、コストコでの交換は、増し締めの際に注意が必要。一般に、タイヤの交換後 100 km 走行を目安に、ボルトが緩んでいないかどうかをチェックする必要があり、これを「増し締め」という。「増し締め」という言葉からはボルトをさらにギュッと締める印象があるが、ボルトは既定のトルク以上で締めてはいけないので、これはあくまで既定のトルクまで締まり具合をチェックするという意味だ。なお、既定のトルクは車の説明書に記載されている。普通車では、一般に 100 - 120 Nm である。

コストコでは、増し締めも順番待ちになってしまい、あるときは 30 分待ちと言われた。作業自体は数十秒で、オートバックスでタイヤ交換したあとの増し締めは一瞬で終わった経験があり、この 30 分は非常に理不尽に思えた。

タイヤは、通常はホイールごと取り替える。つまり、夏と冬でそれぞれタイヤとホイールを持っておくのが普通である。ホイールからのタイヤの取り外しは、タイヤへのダメージになるし、工賃も余分にかかる。外したタイヤは、空気圧を指定の半分程度にして、ホイール付きなら重ねて積み、無しなら縦に置いておくのが良いようだ。ホイール付きのタイヤを縦に保存しておくと、ホイールの重さでフラットな部分ができてしまう恐れがあるため。


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