NMR によるグルタミン酸の検出

UBC/aa_carbo_lipid/aa/glu

このページの最終更新日: 2024/02/14

  1. 概要: Proton NMR による検出

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概要: Proton NMR による検出

それぞれのプロトンのケミカルシフト値などは以下の通りである。Glu-H2 は,Glu の 2 番の炭素に結合しているプロトンを示す。

ピークの分離は,当然磁場が強いほど良くなる。


Proton Chemical shift (ppm) in D2O Multiplicity
Glu-H2 3.74 dd
Glu-H3 2.04 and 2.12 m
Glu-H4 2.34 and 2.35 m

Proton Chemical shift (ppm) in D2O Multiplicity
Gln-H2 3.75 t
Gln-H3 2.11 and 2.13 m
Gln-H4 2.43 and 2.45 m

臨床用の MRI/MRS の磁場は 1.5-3 T ほどで,Glu と Gln のピークを分離することが難しい(4I)。両者を合わせて Glx として定量することも行われているが,低磁場での分離を可能にするための検討も行われている。

> PRESS sequence という Glu 定量のためのパルスがある (1)。

  • TE-averaged PRESS, constant-time (CT) PRESS という方法もある。
  • CT-PRESS を使って 3 T での Glu, Gln の定量を in vitro, rat in vivo で可能にしている。
  • エタノール の投与で,ラットの で 16 週後にまず Gln が,24 週後に Glu が増えることも示している。

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References

  1. Gu et al. 2013a. Quantification of glutamate and glutamine using constant-time point-resolved spectroscopy at 3 T. NMR Biomed 26, 164-172.

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