システインの構造、機能、代謝:
ジスルフィド結合を作るアミノ酸
aa_carbo_lipid/aa/cys
2018/02/21 更新
- 概要: Cys とは
- Cys の機能
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概要: Cys とは
システイン Cys は下のような

- pK1 (COOH) = 1.9
- pK2 (NH3+) = 10.7
- pK3 (側鎖) = 8.3
システインは以下のような特徴をもち、それらは基本的にメルカプト基 -SH の性質に由来する。
- SH 基がジスルフィド結合を作って、タンパク質を架橋する。構造の安定性などに寄与する。2 つのシステインから成る構造を
シスチン cystine という。 - このジスルフィド結合は、とくに 細胞外マトリクス のタンパク質に多く含まれる (1)。
- SH 基が酸化修飾を受ける。グルタミン酸、グリシン とともにグルタチオン glutathione の構成要素となる。
Cys の機能
システインは、爪、皮膚、髪の毛などを構成する主要なタンパク質である
システインは、メチオニンから生合成される。メチオニンがまずホモシステインに変換され、さらにシステインおよびホモセリンを作る。
以下のような食品がシステインを含む。onions, garlic, broccoli, whey, oats, brussels sprouts。
システインの欠乏症は、apathy, loss of pigmentation in hair, edema, lethargy, liver damage, muscle loss, fat loss and slow growth in children などが知られている (2)。
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References
- Amazon link. Berg et al. Biochemistry: 使っているのは 6 版ですが 7 版を紹介しています。
- Worldhealth.net. Link: Last access 2018/02/20.