アスパラギン酸の構造、機能、代謝:
尿素回路で重要なアミノ酸
aa_carbo_lipid/aa/asp
2018/02/22 更新
- 概要: アスパラギン酸とは
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概要: アスパラギン酸とは
アスパラギン酸 aspartic acid は図のような構造をもつアミノ酸である。なお、この -COOH の -OH が NH2 に置換されたものが アスパラギン である。
また、側鎖の根元に CH2 がもう 1 個入ったものがグルタミン酸とグルタミンなので、これらも合わせて覚えてしまおう。
アスパラギン酸は、以下のような生理的意義をもっている。
- pK1 (COOH) = 2.1
- pK2 (NH3+) = 9.9
- pK3 (側鎖) = 3.9: つまり側鎖は生理的条件下では解離している。
- 側鎖の COOH 基が H+ を放出する
酸性アミノ酸 である。 - このとき、アスパラギン酸は負に荷電する。つまり
荷電アミノ酸 である。 - ピリミジン pyrimidine 合成の出発点。平たく言えば DNA の原料。
- 尿素回路 の構成因子。
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References
- Berg et al. Biochemistry: 使っているのは 6 版ですが 7 版を紹介しています。