プラスミド: 染色体外に存在する環状DNA
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9-9-2017 updated
- 概要: プラスミドとは
- プラスミドベクターの特徴
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概要: プラスミドとは
プラスミド plasmid とはバクテリアに含まれる DNA から成る構造で,染色体とは独立して分裂することができる。英語での定義は以下の通り (1)。
A structure in bacterial cells consisting of DNA that can exist and replicate independently of the chromosome. |
抗生物質への耐性などを宿主に付与する機能がある。分子生物学実験では,遺伝子を運ぶためのベクター vector としてよく使われる (参考: ベクター関連の用語集)。
プラスミドベクターの特徴
分子生物学実験でよく使われるプラスミドベクターを表にした。
pUC |
500 - 700 の高コピープラスミド (2)。 |
pET |
タンパク質の大腸菌発現系でよく使われる。 |
pGEX |
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pBruescript |
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References
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Hine (2015). Oxford Dictionary of Biology. Green and Sambrook, 2012a. Molecular cloning: A laboratory manual, 4th edition. Cold Spring Harbor Laboratory Press.