ケシの花からとれる麻酔薬 モルヒネ: 構造、作用機序など
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概要: モルヒネとは
モルヒネ morphine は図のような構造 (Public domain) をもつ物質で、麻酔作用を示す。アミノ酸 である チロシン から合成される化合物で、アルカロイド、オピオイドの一種である。
オピオイド受容体に結合してオピオイド神経を興奮させ、痛みの神経伝達を遮断することで鎮痛作用を示す。慢性疼痛や各種の原因による疼痛を緩和する目的で使われる。ただし、触覚や鋭い痛みには影響せず、鈍い痛みのみを抑制する (1)。
O,O-diacetylmorphine がヘロインであり、ヘロインは大麻に次いで使われている麻薬。モルヒネはヘロイン合成の原料でもある。
References
堀田, 2014a. マイクロコーンによる疼痛緩和の神経性機序. 全人的医療, 13, 39-45.
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