レクチン:
糖鎖を認識し、細胞間の情報伝達を制御するタンパク質
UBC/protein_gene/l/lectin
このページの最終更新日: 2024/12/15- 概要: レクチンとは
- リシン
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概要: レクチンとは
レクチン lectin は細胞表面の糖鎖を認識し、細胞同士のコミュニケーションを制御するタンパク質の総称である (1)。
C type (Calcium-requiring) レクチンは、糖鎖の認識にカルシウムイオンを必要とするグループで、動物に広く分布する (1)。免疫に関わるセレクチンが有名である。
リシン Ricin: 毒性の高いレクチンの一種
レクチンのページの内容が少ないので、とりあえずここに書いておく。いずれ独自のページを作る。
リシン ricin は、リボソームに含まれる28S rRNA を切断する酵素であり、タンパク質合成を停止させる作用がある。このことから非常に高い毒性を示し、人体における致死量は 0.03 mg/kg 体重と推定されている。
リシン分子には A および B サブユニットがある (図は Public domain)。図では A サブユニットが青、B サブユニットが緑、糖鎖が赤で示されている。B サブユニットが細胞表面のレセプターに結合し、A サブユニットを細胞内に送り込む。A サブユニットが 28S rRNA を切断する。
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