グルコシダーゼ: グルコースを含む配糖体のグリコシド結合を分解

protein_gene/g/glucosidase
3-22-2017 updated

  1. 概要: グルコシダーゼとは

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概要: グルコシダーゼとは

グルコシダーゼ glucosidase とは、グルコースを糖成分とする 配糖体のグリコシド結合を加水分解する酵素の総称である (1)。つまり、グリコシダーゼ glycosidase のうちグルコース glucose を含むものを標的とするグループである。


β-グルコシダーゼ

β-glucosidase EC 3.2.1.21 は、β-グリコシド結合を加水分解する酵素である (4)。

Glycosidase のファミリーのうち GH1, GH3, GH5, GH9, GH30 に含まれる酵素に相当する。とくに植物で多くの分子が存在し、GH1 ファミリーがもっとも多様である (2)。

> 一般的な植物では、約 40 個の GH1 β-glucosidases が発現している (3)。


> グリコーゲン分解では、分岐の α-1,6-glycoside bond を α-1,6-glucosidase が切断する (5)。

: 直鎖部分の α-1,4-glycoside bond は phosphorylase が切断する。
: グリコーゲン分解の最終産物はグルコースでなく、解糖系に取り込みやすい G1P である。
: したがって、α-1,6-glucosidase による加水分解で生じたグルコースは HX でリン酸化される。



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References

  1. 岩波 理化学辞典 第 4 版.

このサイトでは、私が持っている 1987 年の第 4 版を引用していることが多い。1998 年に第 5 版が発行されている。

ネット情報の問題点の一つは、信頼できる定義になかなか出会えないことである。Wikipedia には定義らしいことが書いてあり、普段の調べ物には十分なことも多いが、正式な資料を作るときにはその引用は避けたいものである。

そんなときに役に立つのが理化学辞典や生化学辞典。中古でも古い版でもよいので、とにかく 1 冊持っておくと仕事がはかどる。

  1. Henrissat and Davies 1997a. Structural and sequence-based classification of glycoside hydrolases. Curr Opin Struct Biol 7, 637-644.
  2. Xu et al. 2004a. Functional genomic analysis of Arabidopsis thaliana glycoside hydrolase family 1. Plant Mol Biol 55, 343-367.
  3. CAZy - Carbohydrate active enzymes database. Link.
  4. Amazon link: ストライヤー生化学: 使っているのは英語の 6 版ですが、日本語の 7 版を紹介しています。参考書のページ にレビューがあります。