自己免疫疾患: Autoimmune disease (AID)

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2018/05/23 更新

  1. 概要: 自己免疫疾患とは
  2. 自己免疫疾患のリスト

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概要: 自己免疫疾患とは

自己免疫疾患 autoimmuse disease とは、免疫系が自分自身の正常な細胞を標的としてしまうことで起こる疾患の総称である。

自己に対して免疫系が攻撃をしないようになることを 免疫寛容 という。自己免疫疾患は、免疫寛容が働かなくなることによる疾患とも言える。

自己免疫疾患のリスト

以下では、標的となる組織ごとに自己免疫疾患を分類しています。

脳・神経系

疾患名 症状など
ギラン・バレー症候群

ガングリオシドが標的。ゴルゴ 13 が罹患していることでも有名。

多発性硬化症

脳および脊髄が標的。

その他の臓器

疾患名 症状など
自己免疫性溶血性貧血

赤血球が標的になり、溶血を引き起こす。

グットパスチャー症候群

肺および腎臓が標的で、息切れ、喀血、疲労感など。臓器が深刻なダメージを受ける前に治療すれば、予後は良好 (1)。

1 型糖尿病
Type 1 diabetes

インスリン を産生する膵臓の β 細胞が損傷を受けるため、糖尿病を発症する。肥満 obesity などを原因とする 2 型糖尿病よりも早期に発症することが多い。


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References

  1. 自己免疫疾患: メルクマニュアル 家庭版. Link.