強迫性障害 OCD: 症状、関連する脳の異常など

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2017/9/25 updated

  1. 概要: OCD とは
  2. 関連する脳の異常

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概要: OCD とは

強迫性障害 obsessive-compulsive disorder, OCD とは、強迫神経症とも呼ばれる精神疾患の一つで、強迫観念 obsession と強迫行為 compulsions を特徴とする。

人口の 2 - 3% に影響を及ぼす (1)。

強迫観念

Recurrent intrusive thought. 不合理な考えを望まずに繰り返してしまうこと。

強迫行為

強迫観念を打ち消すために行う行為で、家の鍵を何度も確認したくなったりする確認行為や、潔癖性など。

関連する脳の異常

「.. と思ってしまうのを止められない、.. の行為を止められない」という症状から、OCD は self-regulation および bihavioral inhibition の異常という観点から解釈されてきた。

Cortico-striato-thalamo-corcital (CSTC) pathway が resting-state の患者で活性化している (1)。症状が出ているときや、適切な治療を受けると活性が低下する。


Orbitofrontal cortex (OFC)

Orbitofrontal cortex (OFC: human, rat) の異常、また OFC-striatum のネットワークの異常と関係が深い (2)。


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References

  1. Milad & Rauch 2012a (Review). Obsessive-compulsive disorder: beyond segregated cortico-striatal pathways. Trends Cogn Sci 16, 43-51.
  2. Clarke & Roberts, 2011a (Book). Reversal learning in fronto-striatal circuits: a functional, autonomic, and neurochemical analysis. In Delgado et al. Ed. Decision Making, Affect, and Learning: Attension and Performance XXIII, Oxford University Press.
  3. Delgado, Phelps, Robbins 編 (2011). Decision Making, Affect, and Learning.


参考図書