生存曲線 (Survival curve)

UBC/aging_lifespan/survival_curve

このページの最終更新日: 2024/02/14
  1. 概要: 生存曲線とは


広告

概要: 生存曲線とは

生存曲線とは、時間経過に従って個体数が減っていく様子をプロットしたものである。古典的には、図 (1) のような 3 つのパターンに分類される。


2014 年に、植物、動物を含む約 40 種の生物の生存曲線を比較した論文が発表されている (2)。原則的には I - III のパターンに対応しているが、I 型のカーブの深さなど多様性が高い。

この論文の結論は、「老化 のパターンは想像以上に多様で、統一的な理論を作ることは難しく、さらなる調査が必要」である。

I 型

初期の死亡率が低く、寿命が近づくと多くの個体が死亡する型である。ヒトのほか、比較的少ない子供を産む大型哺乳類などが該当する。

II 型

I 型、III 型の中間。鳥類がこのパターンを示すと言われている。

III 型

初期に大量の死亡がみられるタイプ。魚類など、大量の卵を産む種がこのパターンを示す。

References

  1. "Survivorship Curves" by 英語版ウィキペディアRayhusthwaiteさん. Licensed under CC 表示 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.
  2. Jones et al. 2014a. Diversity of ageing across the tree of life. Nature 505, 169-173.

コメント欄

サーバー移転のため、コメント欄は一時閉鎖中です。サイドバーから「管理人への質問」へどうぞ。